ウエストン祭は第一日曜日が恒例になっており、今年は6月初日になった。
そして、これも恒例の記念山行・徳本峠越えはその前日になっている。2日間とも好天に恵まれ、空を気にせず、安心してゆっくり歩くことができた。
開会式の様子
出発時間は自由。気の早い方は方は5時前から歩き始めたというが、大方はこの開会式が終えた6時過ぎに出発した。
島々谷の沢添いの道。
オドリコソウ・踊子草
二俣までは軽い登り道。私たちのチームはコースタイムより30分も速く、1時間半で来てしまった。これでは後半バテルゾ!と喝ッ!ここからは自重して歩くことに・・・
二俣の合流地点
水の補給やトイレ休憩を入れて、これからは登り道が続く。
深い樹林帯の日陰の道、小鳥のさえずりや渓流の流れの音に癒されながら、ゆっくりと。
岩魚留小屋の近くまで来たところで、ヤマシャクヤク発見!しかし、ここでは撮影時間はなし。
10:00 岩魚留小屋で早昼
ここには桂の大樹があるが、それを計っているグループがいた。結果を教えてもらうと゛8,6メーターでした”という。
小屋から1時間ほどしたところ、いつもの場所にヤマシャクヤク発見!ここは撮影しやすい場所で、しばし撮影タイム。
その楚々とした美しさを表現するには、いつもの事ながら難しい。しかし、この山の奥で会えたそのことで満足した・・・
羊歯、チャルメラソウ、ツバメオモト、ニリンソウやサンカヨウなど、おなじみの花を楽しむ。
ここからは峠の乗越約2100mまで続く急坂、百曲がりをあえぎながら登りつめる。
13:30にやっとこの景色に出会えた。
徳本峠小屋ではいつものように、豚汁やうど汁などをご馳走してもらい、遅い昼飯となった。
14:30 北側の上高地へおよそ2時間かかって下山。今年もたっぷりの残雪で夏道は隠されていた。
キックステップも緩んだ雪には効かず、時々悲鳴とともにシリセード・・・
奥へ、徳本峠への道
ここで、明日のウエストン祭での役割のない女性3人は、同行者と別れて明神と反対方向へ。
今夜の泊まりは「徳沢ロッジ」 いつもの西糸屋でなく、1時間あまり横尾方向へ遡った。
今日の歩きは約11時間となった。歩数約3万歩
このロッジは町村合併により松本市営となった。市民の特典は宿料が-2000円となっていたこと・・・はじめて知りよろこんでしまった。
2段ベッド4つ、8人の相部屋なのだが、清潔。山なのに風呂もあり、料理もGoodなのだ。
西糸屋はウエストン祭の関係者でさぞにぎわっていることでしょうといいながら・・・女性3人は、満足して深い眠りにつくことができた。
6月1日(日曜日)
美味しい朝食を頂戴したあと、7時出発。
ウエストン祭は10時開始なので、河童橋の下方、会場になっているウエストンレリーフに向かってゆっくりと歩いた。
花を撮り、いろんな雪形を楽しみながら・・・それらについては後日また・・・
初対面の雪形 ゛常念おばさん”
安曇野からは絶対見えない・・常念岳南面に現われていたんだ。
ここにも沢山の雪形が・・
カタバミ
河童橋のはいつもの賑わい 。向うは焼岳
尾崎喜八の詩の朗読
若い登山家・山岳ガイドの花谷康広さんの講演。
昨年世界の優れた登山家に送られる「ピオレドール賞」を受賞しているという。
ウエストン祭の会場から
六百山~霞沢岳が望める・・今日は雲ひとつない。昨日はこの尾根を越えてきたのだ。