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新聞週間だけに新聞ヨイショ

2014-10-16 23:30:39 | ニュース
昨日のエントリーで、アベちゃん政権の女性閣僚のことを書いたのですが、
今度は経産大臣の小渕センセーに政治資金問題が持ち上がりましたね。

松島センセーのケースでも、たかが団扇でも違法と思うのですけど、
今回の小渕センセーのはいかにも、支援者の接待にあたりそうですし、
さすがに公職選挙法に触れるのではと言われているようです。
団扇と違って金額も結構大きいですしね。

まぁいくら元首相の故・小渕センセーの娘とはいえ、
この若さで大臣に祭り上げられて役人に連れ回されて
役人の原稿をただ読むだけの姿は見ていて哀れでありましたが、
これもアベちゃんの言う、「女性の活用」なんでしょうな。

ま、そんな同情の一つもしたくなる哀れな小渕センセーですが、
松島センセーと違って違法の可能性はあるとの認識を持っているのが、
まだマシと言えましょうかねえ。


こうした閣僚にまつわる連続した騒動について、与党の自民党は、
粗探しばかりしやがってと野党に対して恨み節なんでありますが。

それなら、陸山会事件とかなんなんですか。
あんな、どこが犯罪なのかよくわかんない問題で、
小沢一郎氏の元秘書である石川議員の有罪が確定したばかりですが、
粗探しがNGなのなら石川氏の名誉回復でもやってもらえないものでしょうか。


さて世の中、新聞週間なんだそうです。
10月15日から1週間ということで、各新聞では特集が組まれているのでしょうか。

13日の日本経団連新聞でも新聞週間特集がありましてね。
いかに新聞が社会に不可欠で役に立っている存在なのかについて、
必死のアピールをしまくるという、なかなか微笑ましい特集でした。

その日経の特集の中で、コレだけご紹介しておきましょう。
明治大学教授・斎藤孝センセーのお話です。





まぁ、新聞週間ですからね。
とは言っても、大丈夫かと心配になるくらい、相当のヨイショぶりです。


えっとまず、ナニナニ、民主主義の基盤には権力監視があって、
新聞の取材力が落ちると権力に都合の悪い情報が減る、と。

あぁ、それはそうですねえ。
確かに大マスコミでは権力に都合の悪い情報に触れにくいカンジがしますよ。
むしろ、権力側に立ってリリースを垂れ流すだけですもんね。

権力監視機能なんかとっくに衰えて今や、
権力側のプロパガンダ、事実隠し、印象操作メディアですもんね。

相当に取材力が落ちている現状を憂いてくれてるのでしょうか。


そして、そんな民主主義の基盤たる新聞を取り巻く状況が厳しいから、
新聞の税率を軽減することが有益、ですって?

あぁ、取材力が落ちている新聞を救うために、
投資と言ってますけど、国民がそれを負担せよ、ということですか。

それは納得いきませんなあ。

状況が厳しいのは何も新聞に限ったことではないのですから、
税率を軽減するのならもっと幅広い分野に適用しなきゃいけませんし、
そもそもそれだったら、消費増税そのものが必要ないのではないですかね。

だいたい、大マスコミなんか心配しなくても儲かってるでしょ。
広告収入は落ち込んでいるにしても、社員の給料は他の業界から比べたら
いまだに俄然、高収入です。


それに、知る権利が非常に弱い社会が困るというのなら、
特定秘密保護法なんてものを批判すべきだと思うのですが、
この教授はそれに対してどんな態度なのですかね。

いやぁ全く、今さらこんな記事に納得する読者なんているのでしょうか。


ということで、自分は日経しか見ていないのですが、
きっと他の新聞も似たような調子なんでしょうかねえ。