9日に早速、青色LEDのノーベル物理学賞受賞お祝いの連合広告を掲載した
新聞が幾つかありました。
冒頭の画像は日本経団連新聞のものですけど、
全国紙ではアサヒる新聞も9日に掲載していたのに対し、
ナベツネ新聞と臭い、汚い、カッコ悪いでお馴染み3K新聞は、
企画はしているんだけれども日経・アサヒるに出遅れてるようです。
ナベツネ新聞は12日、3K新聞は11日に掲載予定とのことです。
こういうことはだいたい全国で足並みが揃いそうなもんですが、
このズレはなんなんでしょうね。
アレですかね、ここでノーベル賞のお祝いなんてしてると、
仮に憲法9条がノーベル平和賞をとってしまったら、
それについても同様の企画をしなければ整合性がとれないワケで、
アベちゃん応援のナベツネ新聞や3K新聞の社内でどうなんだ！喜んでいいのか！
みたいな議論があって、物理学賞お祝いとの整合つけるのに手間取った、
ってことなんですかねえ？
それとも、憲法9条かもしれませんし、他にも受賞があるかもしれないから、
それと一緒の企画にしちゃえ、その方が無駄がないからと、いうことで、
わざとタイミングをずらしたのでしょうか。
例えば文学賞を村上春樹が受賞するかもしれない、とかですね。
もし実際に村上春樹が受賞していたなら、
この手のお祝い広告企画はデカくて派手になっていたかもしれません。
ノってくるスポンサーも多そうです。
どうなんでしょうか。
ということで、村上春樹のノーベル文学賞受賞は今年もなりませんでしたが。
それをまあメディアは、村上氏受賞できずと報道するのですが、
もういいじゃ、あーりませんか。そっとしておいてあげれば。
賞を穫ろうが穫るまいが、彼と作品の偉大さ、
それにファンの愛情は変わらない筈でしょう。
もうね、村上作品が素晴らしいかどうかというより、
日本人が世界的賞を穫るかどうかが大事かのように一喜一憂だなんて、
かえって村上春樹に失礼だと思いますよ。
過剰に期待するのも村上氏がかわいそうです。
そんな受賞結果によらずとも、村上作品は素晴らしい、
それでいいじゃ、あーりませんか。
映画「School of Rock」でも言ってますよ。
セックス・ピストルズも賞は穫れなかった、って。
ビートルズは大英帝国彰勲章を受賞してますけどね。
彼らがまだ20代のときに。
それを、戦争の武勲で勲章をもらった元軍人達が、
たかだか？ロック・ミュージシャンが同じ賞を受けることに反発し、
勲章を返上する騒動があったのですが、
そのときのジョン・レノンのコメントがいいんですよ。
「僕らの叙勲に不満がある人は、戦争で人を殺して勲章をもらったんだろう。
僕達は人を楽しませてもらうんだから、僕達のほうがもらう資格はあると思うよ」
全くそのとおり。
そういった意味では、村上春樹が大きな賞を受賞しても全然いいのですけどね、
でもまあ、受賞した・しないで周囲が異常に盛り上がるというのは、
本人置き去りなカンジがどうにもあって、残念なのですが。
メディアとかファンにとってはそれもお祭りなんでしょうがね。