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福島第一原発事故があっても核施設の安全性などほったらかしなまま

2014-10-14 22:57:13 | 社会・経済



14日はサッカー代表のブラジル戦が行われましたね。
ブラジルのネイマールが4得点で0-4で日本は敗れましたけれども。

だからといって、ネイマール一人にやられた、
なんていうメディアもあるようですが、そういうところが良くないのですよ。

少数のスター選手ばっかりに注目したセンセーショナルな報道ばかりしてると、
物事の本質ってものに気づかないままになってしまいかねません。

ネイマール一人が凄いから完敗したってんじゃないのですけど、メディアなんて、
物事の本質を突くより、売れる見出しや論調のほうが大事ですんでね。


ところでそのブラジル戦、さきのジャマイカ戦よりもメンバーを落としての
試合となったことに疑問や批判もあるようですが、自分が思うに日本代表は、
ホームで格下のジャマイカを相手にベストメンバーで全力で戦って、
早く新監督体制での初勝利が欲しかった。そしてそれができた。

ブラジル戦では、ベストメンバーでも完敗すると対外的に印象悪いので、
ちょっとメンバーを落としておいて、

 ベストメンバーだったらもっといい試合ができたんだけどねえ?
 王国ブラジル相手に?

と納得できる、言い換えれば言い訳のできる余地をあえて残しておいた、
ってことじゃないのかと。妄想するのですけれども。


さて、そんなメディアが触れたがらないことというと原発ですが。

台風のせいなのか、福島ではこんなことになっているもようです。


 セシウム濃度、過去最高=地下水、25万ベクレル-東電「台風の影響」・福島第1

 東京電力は14日、福島第1原発2号機東側にある井戸で13日に採取された地下水から、
 セシウムが1リットル当たり25万1000ベクレル検出されたと発表した。
 前回採取した9日と比べて3.7倍に上昇し、同原発護岸に設置された観測用井戸で
 採取された地下水のセシウム濃度としては、過去最高となった。
 東電によると、この井戸の地下水からは、セシウム134が同6万1000ベクレル、
 137が同19万ベクレル検出された。東電が放射性物質を含む水を敷地内に
 散水する際に定めた濃度基準値は、セシウム134が同15ベクレル未満、
 137が同25ベクレル未満。
 また、ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質も
 同780万ベクレル含まれており、9日と比べて3.7倍に上昇。
 ガンマ線を出すコバルト60やマンガン54の濃度も、
 護岸の観測用井戸の地下水で過去最高だった。
 この井戸の近くには、同原発事故直後の2011年4月に高濃度汚染水が
 海に漏れたトレンチ(ケーブルなどの地下管路)があるという。
 東電の白井功原子力・立地本部長代理は記者会見で
 「台風18号などで地下水位が上昇して、(トレンチから周辺に漏れた)
 過去の汚染水などに触れて、高い濃度が検出された可能性が高い」と述べた。


ふーん、台風のせいですかそうですか。

それより、いまだこうした台風や大雨に汚染水はなすがままなのですね。

アベちゃんも経産大臣新任の小渕センセーも福島第一原発の汚染水問題は
全体としてコントロールされている、と言いましたが。

台風のおかげでセシウム過去最高とか、最高になった汚染値をどうすんのかって
ハナシであって、最高です!でハナシを終わらしてほしくないのですよ、
逃凶電力さんも大マスコミさんも。


つい先日は全く働いてないのに研究続投することになった
高速増殖炉・もんじゅで、監視カメラの1/3が故障したまま
1年半もほったらかしになっていたことが明らかになたばかりですが。

やる気ないでしょ?
政治家に役人に電力会社も大マスコミ等々、原発ムラの皆さんよ?

いや、原発を再稼働させる気が満々なのはわかっているんですけれども、
それを真摯にまじめに安全第一に行うことなど、やる気ないでしょう?

しかもこの件、日本原子力研究開発機構の言い訳が秀逸です。


 「故障の認識はあったが、既に製造終了したカメラで交換できなかった」


ですって。

それを認識していたのなら、何か次のアクションに移れそうなもんですが。
どっちにしたってほったらかしだった、ってことで、危機意識も問題意識も
あったもんじゃないのですよ。


そういや文部科学大臣の下村センセーはこんなこと言ってましたよね。


 もんじゅ:下村博文科相「ラストチャンス」 改革で批判

 日本原子力研究開発機構の松浦祥次郎理事長は2日、
 下村博文文部科学相に、高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)での
 点検漏れなどを受けた集中改革の報告書を提出した。
 もんじゅの改革期間を半年間延長することについて、
 下村文科相は「大変遺憾だ。運転再開ができるかどうかという
 ラストチャンスと捉えてほしい」と厳しく批判した。

 もんじゅは昨年5月、原子力規制委員会から運転再開準備を禁止する命令を受けた。
 計画では昨年10月から1年間で、点検計画などを定めた保全計画の見直しなどを
 終える予定だったが、間に合わなかった。

 下村文科相は「1年間で具体的な成果が表れなかったのは、
 それだけもんじゅの安全管理が不十分だったからだ。
 緊張感を持って全力で改革に取り組んでいただきたい」と要請。
 松浦理事長は提出後の記者会見で、「根の深い課題を一つ一つ取り払って
 いかなければならないと認識できたのは今年の3~4月ごろだった」と弁明した。


ってなことでね、ラストチャンスってのはまだ続いているのですかね。

まあ、こうしたことがあったんで、監視カメラ故障の件がようやく
明らかになったということなのかもしれませんが。


しかし、「認識できたのは今年の3~4月ごろだった」とか、
もの凄い危機意識・問題意識の欠如ですよね。

ただでさえ日本は地震大国で火山大国で台風の襲撃は毎年のことで、
更に当事者がこんな調子で、原発の稼働なんてできるんですか。


そもそも地震や火山や台風のように自然の仕業や原発は人間に制御できないと、
いつになったら謙虚になれることができるんでしょうかねえ。