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憲法9条と国民がノーベル平和賞とか、なんか違うなぁ

2014-10-10 23:28:53 | ニュース



青色LEDでノーベル物理学賞を受賞した中村修二教授は
今やアメリカに住んで国籍もアメリカなんですってねえ。
知りませんでした。

ってことはアメリカ人なのですが、日本では彼が日本人かのように
おめでとうと、祝しているのですが。

彼の功績の多くの部分は会社員時代を含めて、
日本にいた頃の活動が占めてるんじゃないかと思われますし。

実際のノーベル賞の評価はどうか知りませんけど。

まあ中村教授といえば特許に関して会社側ともめて訴訟になって、
日本にいやけがさして日本を飛び出して。

そして今、ノーベル賞を受賞したのですけれども、
いまだに日本の研究をめぐるシステムを批判しています。

一方で政府は今、職務発明の特許を企業が持つように
法改正を進めているとのことですけれども。

現行の特定の個人への比重が重いのを改めるとのことで、
どういう方向にあるべきか、自分には判断できませんが、
中村教授の主張とは反対の方向のようですね。

まあ、アベちゃん政権のことですから、
大企業の言い分を相当に聞いているのではないかと思われますがね。


ノーベル賞といえば、平和賞はインドの活動家、カイラシュ・サティヤルティさんと
女子教育の権利を訴えるパキスタンの少女、マララ・ユスフザイさんが選ばれました。

マララさんの受賞については、西側に利用された感がなきにしもあらずですがねえ。
反タリバンといったイスラム過激派(と西側は言う)への対抗姿勢とかですね。

イスラム国へ米欧中心の各国が攻撃を課している中、
米欧からイスラム勢力へのアンチテーゼだったんじゃないかと。

彼女からは確かに意思や信念の強さとか高潔さを感じるのですが、
だからこそパキスタン人でありながら西側イデオロギーの
広報レディとして大人に利用されているような。
実際に、彼女のことは広告代理店がプロデュースしているようで。

彼女の方も、そうした立場を自分なりに理解した上で活かしているのでしょうが。

また大マスコミは彼女の「1本のペンが世界を動かす」との言葉に、
ことさら嬉々としているように見受けられますが。どうでしょうか。


それはともかく、アベちゃんなんかは日本の憲法9条が受賞しなくてよかったと、
胸を撫で下ろしているところなんじゃないでしょうか。

ま、もし憲法9条がノーベル賞を穫ったら、政府やメディアが
どんな反応をするのか見てみたかったというのはありますけども。


しかし、ノーベル平和賞の候補って2百数十件もあったのですね。
そんな中で日本の憲法9条が受賞有力なんて事前報道もありましたが、
ただの飛ばしだったんでしょうか。

だいたい、憲法9条を守り戦争をしてこなかった日本国民が
対象ってことになってるようですが、それは日本国民が受動的で、
他人任せだっただけで主体はアメリカとかなんですから、
あまり賞に値するカンジはしないなあ、とは思ってましたから。

これは当然だと思いますけど。


そういうことで言えば、憲法9条をノーベル賞に、といった活動に、
どうにも違和感が拭えなかったのですよね。

そんなにノーベル賞って強大なものなのかと。
そんなにノーベル賞の権威を有り難がらなければいけないのかと。
ノーベル賞だからなんなんだと、そんなに不可侵で絶対なのかと。

と、天邪鬼の自分は思うのですが、どうも周囲の意見を聞いてると、
ノーベル賞の権威は強大で絶対的だから、ノーベル賞というだけで
それでいいのだ、という声のほうが大きくて。

まあ、世間的にそうなんだったら、その認識を利用するのが
合理的なのかもしれませんけどねえ。