将棋ファン、渡辺竜王ブログファンならよくご存知の《妻の小言。》
以前竜王の奥さんが、竜王ブログに、「嫁が書く」、と題して何度か書いていたんですが、それがやたら好評で、別のブログとして独立した、というのが経緯なのですが、これが、本当に面白くて、限りない敬意を持ってしまいます。
先日の記事、『爪切り』。
息子の爪をぱちぱち切りながらお話しをしていた。
「ママねぇ、実はお母さんって言うんだよ」
「えー」
「これからお母さんって呼んでね」
「うん」
次の日、爪切りをなでながら「おかーさん」と何度も呼んでいた。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++
これだけの短い文章の中で、すごいですよね、このユーモアのセンス。
こういう文章書こうと思って、日々修練積んだとしても、
一生かけても、逆立ちしても、絶対に書けない文章です。
文章のセンスというよりも、感覚というか、嗅覚のセンスなんでしょうね。
端的で、ひとつの無駄もない。
俳句のような、完成された美しさがある。
これ、本当に、「柊くんが、爪切りをなでながら「おかーさん」と何度も呼んでいた」という事実をただ描写したということなのか、それに近いことがあって、多少オーバーに脚色したのか、まったくの創造なのか、まあそんなことはどうでもいいのだけれど、家族3人の日々の生活の中から、このようなほのぼのとする断面を切り取る才能、恐るべしです。
いくつか好きなものをご紹介します。
美容院
「イチカバチカ」と「カバチタレ」
悲しきジェネレーションギャップ
暑い
社会学
自転車
いずれも、短い中に、彼女の毅然とした性格や、家族の人間関係が浮き上がってくる。
まだ半年だけど、この他にも名作は限りない。
竜王ブログファンよりも、「妻の小言。」ファンの方が多いという噂も聞く。
将棋ファンでない方も、ぜひ味わってください。
この才能、只者ではない、とつくづく感心している平和な日曜日です。
以前竜王の奥さんが、竜王ブログに、「嫁が書く」、と題して何度か書いていたんですが、それがやたら好評で、別のブログとして独立した、というのが経緯なのですが、これが、本当に面白くて、限りない敬意を持ってしまいます。
先日の記事、『爪切り』。
息子の爪をぱちぱち切りながらお話しをしていた。
「ママねぇ、実はお母さんって言うんだよ」
「えー」
「これからお母さんって呼んでね」
「うん」
次の日、爪切りをなでながら「おかーさん」と何度も呼んでいた。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++
これだけの短い文章の中で、すごいですよね、このユーモアのセンス。
こういう文章書こうと思って、日々修練積んだとしても、
一生かけても、逆立ちしても、絶対に書けない文章です。
文章のセンスというよりも、感覚というか、嗅覚のセンスなんでしょうね。
端的で、ひとつの無駄もない。
俳句のような、完成された美しさがある。
これ、本当に、「柊くんが、爪切りをなでながら「おかーさん」と何度も呼んでいた」という事実をただ描写したということなのか、それに近いことがあって、多少オーバーに脚色したのか、まったくの創造なのか、まあそんなことはどうでもいいのだけれど、家族3人の日々の生活の中から、このようなほのぼのとする断面を切り取る才能、恐るべしです。
いくつか好きなものをご紹介します。
美容院
「イチカバチカ」と「カバチタレ」
悲しきジェネレーションギャップ
暑い
社会学
自転車
いずれも、短い中に、彼女の毅然とした性格や、家族の人間関係が浮き上がってくる。
まだ半年だけど、この他にも名作は限りない。
竜王ブログファンよりも、「妻の小言。」ファンの方が多いという噂も聞く。
将棋ファンでない方も、ぜひ味わってください。
この才能、只者ではない、とつくづく感心している平和な日曜日です。
もし、本として出版したら、立派な商品になりますよ。
「嫁が書く」時代からその文才を褒めまくっていましたが、まことに見事です。読む一方で、コメントできないというのが、また悔しいではないですか(笑)。一応自分の中では竜王ブログにコメントするのは反則と決めていますが、時々禁を破ってしまいます。
「イチカバチカ・・・」は、ぼくも噴き出してしまいましたが、ちゃんとその前に伏線があるんですよね。
最近のでは「錯覚」がかなりの傑作だと思います。ただ、ネタばらししたのは減点ですね。最初あれを読んだ時、一体、竜王はどんな飲み物を作ったんだろうと、あっけにとられてしまいました。一つの文芸作品としても、まとまっております。
しかし、奥様、竜王とは確か5歳位しか違わないと思いましたが、時代感覚は更に10歳以上のぼくとあまり変わらないような気がするのですが・・・?
>先に取り上げられてしまった(笑)。
すみません。取り上げ方違うでしょうから、気にしないでやってくださいね。
>もし、本として出版したら、立派な商品になりますよ。
僕もそう思っています。結構ブログ本、最近たくさん出版されてますし。
>最近のでは「錯覚」がかなりの傑作だと思います。ただ、ネタばらししたのは減点ですね。最初あれを読んだ時、一体、竜王はどんな飲み物を作ったんだろうと、あっけにとられてしまいました。一つの文芸作品としても、まとまっております。
ほんと、どうしてあれだけのユーモアのセンスが育ったのか、彼女の家庭環境とか、育ち方とか、知りたいです。(笑)