NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

時間の使い方

2008年04月06日 23時24分25秒 | メンター
よく「クラブ活動が忙しくて勉強が出来ませんでした。」という生徒がいます。
先日も小学生が「いろいろ行事があったので宿題が出来ませんでした!」と
もっともらしい顔をして堂々とそう言うのでひとまず叱らずに
「そっか。たいへんだったね。じゃぁ、今やってしまおう。」ということで
やり始めました。30分ほどで「できたぁ~!」なんて言ってくれるモンですから
そこから僕のお説教が始まりました(笑)

君はこの30分ほどの時間が取れなかったのかい?
テレビやマンガを見たり、ゲームをしたりする時間はあったでしょう?
と。
心のどこかに、「まぁいいや!忙しかったことを言い訳にして許してもらおう」
というあまえがあったに違いないと思います。
その生徒とは時間の使い方を一緒に考えましたので次回からがんばって
やってくれることだと信じています。


あと、振替授業、授業時間保証もうちの特徴的なシステムだと思いますが
これが逆効果にはたらくことも否めません。
「振替授業制度」は「いつでも都合に合わせて塾を休むことが出来る制度」では
ありませんので、そこは毅然とした態度で示さなくてはいけないと思っています。

体調不良や、学校行事などで仕方なく、やむを得なく利用していただきたい
制度であって単に生徒の気分や友人関係、保護者の諸事情だけで利用して
もらいたくないのです。

これらは「時間の管理能力」にも繋がります。
時間の使い方がうまい子どもはスポーツも勉強も万能にこなします。
どちらかをどちらかが出来ない理由にはしません。
これは社会人になってからの信用の構築に繋がると思います。


僕はこうした話(お説教)は勉強の内容を教えるのと同じくらい
大事なことだと思っています。
勉強の内容よりもむしろお説教の方が必要な生徒もいます。

勉強もスポーツも成績が良い子に共通している点

2008年04月04日 23時55分28秒 | 学習塾経営
成績の良い子について考えてみたいと思います。
その子はどこかの学習塾に通っていますか?
家庭教師さんをつけてられますか?
部活はそこそこに、極力勉強に時間を費やしてられますか?

思い浮かべてみて欲しいのですが上記の3つともに当てはまらないのに
成績優秀な子っていると思います。
クラスでいつもトップを取っているA子さんは塾に行っていない。
しかもクラブ活動で県大会ベスト4まで毎回勝ち進むくらいテニスが上手。
なんて、身近なところでよくある話だと思います。


どうしてこのようなことになるのでしょう。
一生懸命学校と塾とで勉強しているのにその子に到底及ばないなんて、
その子は生まれつき天才だったのでしょうか?

いえいえ、実は「決めたことをきちんとやり遂げる」と「時間の使い方」
この2つがポイントです。
伸びる子は必ずこの2点が出来ています。
スポーツも勉強も同じです。


昨日も書きましたが1日1つずつ単語や漢字を覚えれば1ヶ月に30個覚えられます。
2個ずつなら60個。3個ずつならなんと100個も覚えられる計算になります。
1日たったの3個でです。

これは成功のルールです。
1日少しのことでよいので出来る限り続けてみることでかなり力がつきます。
継続は力なり、石の上にも三年とは、よく言ったものだと思います。
千里の道も一歩から・・・早速今日から始めてみてください


また「時間の使い方」ですが、時間はみな平等に1日24時間なのですから
今は遊ぶ時間、今は勉強する時間、などとメリハリをつけて過ごすことが
大事です。だらだらとやっていては効果はありません。
(これはまた後日。)


当たり前のことを平然とやり続けよう!

2008年04月03日 23時54分31秒 | 学習塾経営
4月からの中学生(夜の時間帯)はおかげさまでほぼ満席となりました。
今津校につきましては急きょ増席しました。
ありがとうございます。


昨日、うちの子どもが次回の漢字検定に向けての勉強をしているときに
「どうやって勉強すれば一番効率よくできるの?」というようなことを
聞いてきました。読むことが出来てもなかなか書き取りが難しいようなのです。

これって新中学1年生が英語の単語を覚えるのによく似ています。
要領よく覚えようとして焦れば焦るほど覚えられなくなってきます。

ただし意味もなく10回も20回も書く必要はありません。
覚えられるようになるまで書いてみるのは良いことですが覚えられたら
無意味にそれ以上、何回も書く必要はまったくありません。

理想的な覚え方としましては・・・
1日目1個、2日目2個、3日目は4個、5日目は8個・・・と前の日の倍ずつ
覚えていったとすると1ヶ月で10億個以上になりますからたくさん
覚えることが出来ますが、気の遠くなる話ですね(笑)。
そこまでは言いませんがやっぱり1日数個ずつは覚えていけると良いですね。

ですが、実はその理想的な覚え方を目標にやっている人はたくさんいます。
この倍々と増えていくのは、知っている人にしてみればごく当たり前の理論
なのですが、現実的には誰もが無理だと思ってしまいがちな
「実はよくわかっていない常識」になってしまっていると思います。

当たり前のことを当たり前に、平然と。

塾経営者の集いを行います

2008年04月02日 23時59分37秒 | 学習塾経営
このブログを見てくださっている方の中で塾経営者の方もたくさんいます。
いつも本当にありがとうございます。
5月11日(日)予定で学習塾の教材や運営についての情報交換会および
勉強会を行いたいと思います。

このブログと経営ブログの読者様限定なので他に告知のページなどは設けません。
現在、3名の方からご参加メールをいただいておりますのであとお2人以上は
ご参加いただければと思っています。
よろしくお願いいたします。

場所は大阪か京都で、と思っております。

ご参加はメールまたはこのブログのコメント(公開はされません)に
お願いします!

体験からしかわからない

2008年04月01日 22時58分52秒 | メンター
昼間、講習会の合間に見たテレビのニュースで大阪府知事の橋下さんが
新入社員に向かってそう話してられました。
話の内容はともかく、タイトルに書かせてもらったように
「体験からしかわからない」というのは実にその通りだと思います。

いくら本を読み、勤勉に知識を得たとしても現場で体験することは
そんなに理論通りには行きません。
そこで体験する失敗や屈辱こそが次へのステップになるのだと思います。

勉強も全く同じで、よく子どもたちは初めて習うところにもかかわらず
「間違いたくない」という気持ちが強くなります。
だから我々講師が近づいていくとノートを見せたがらなかったり
間違いを指摘しようとした問題を、検証する前に消しゴムで一掃してしまったり
なんてことがよくあります(笑)。
間違いも1つの大事な体験なので、そういう生徒にはよく話します。

大人もまったく一緒です。
やってみる前からああだこうだ言っても始まりません。
まずは実際にやってみて、そして改善していく。

体験からしかわからない・・・
なるほど、新入社員にはすごく良い言葉だと思います。
特に府庁に勤めるような頭の良い社会人にはなおさら良いと思います。
頭の中だけで処理をしていてはいけないと言うことです。