NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

パニックな状況では冷静に答えられない

2009年08月05日 18時07分31秒 | 指導方法
小学生の算数で単位の換算がややこしくて
ちょっと苦手意識を持ち出すのが
小学3年生後半あたりでしょうか。

小数を使って小さな単位を大きな単位で表す問題などで
手こずるのが普通です。例えば
1リットル=10デシリットル=1000ml
1km=1000m
1kg=1000g

8デシリットル=何リットル?
300ml=何リットル?
5.3kg=何kg何g?

などの混ざった問題では
必ず詰まってしまいます。


この状況を見て
「この子は単位のことが全然わかっていない」
などと、よく誤解されがちなのですが
問題なのは単位ではない場合があります。

それは、気持ちが焦ってしまっていて
冷静に考えられなくなっている状況
になっているときがあるのです。

単位の換算や小学生に限らず
大人の方でも突然、人前で上のような問題を出されて
即答できる人はほとんどいません。
子どもの前で担任の先生に出題されたりした場合は
緊張してしまって正答率はもっと低くなるでしょう。

このように子どもたちが正答できない原因に
精神面が大きく作用してきます。

指導する側もそれを意識して
プレッシャーに弱い生徒はあまりプレッシャーをかけずに
また、チャレンジ精神の大きい生徒には
どんどんプレッシャーをかけて1問1問大切に解答させたり
その生徒にあった指導を心がけています。

今日の生徒はまさにその通りで
授業中、パニックになり全く分からなくなったのですが
最後に、ゆっくり考えさせたら
あっさりとパーフェクトに問題を解いて帰りました。


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