NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

さかのぼった復習が必ずしも良いとは限りません

2010年07月13日 23時01分38秒 | 教育の話題
個別指導は昔からどうしても「補習」という
イメージが強く、今でもそう感じてられる方が
たくさんいらっしゃるのではないかと思います。

ですが、安曇川、今津には学年でトップの成績を
取っている生徒さんがたくさんいます。
中高、そして小学生も本当にみんなよく頑張って
勉強しています。予習でドンドン進んでいる子が
ほとんどです(最近は学校も速くなってきたので
 たいへんですけど・・・苦笑)


個別指導は確かに、自分のペースでやりますから
学校の進度に関係なく、わからないところから
1からやり直すことができるのが良いところです。

ですが、気をつけないと、何でもかんでも復習型
で進めていることが大きな間違いに発展したりします。

例えば中学2年生が数学で受講していたとします。
その子は1年生の文字の式からやり直さなくちゃ
いけないとします。

そして、文字の式の計算で分数につまづいたら
今度は小学生の分数に戻ります。

このような学習を遡行(そこう)学習などと言いますが
学校の授業もあるので僕は「二重苦学習」に
ならないかと、心配します。
(速すぎる予習も同じ。)


学校で一次関数を習っている傍ら
塾では分数、文字式、方程式を習っていきます。
言ってみれば英語と中国語を同時に習う
くらいのことをやっていくことになるわけでして・・・
だから遡行学習には慎重になりたいです。


遡行学習なのか、予習なのか、その子の性格や部活など
ライフスタイルによって向き不向きがありますから
やる内容はじっくり決めなくちゃ行けません。


ただ、長い夏休みなどは遡行学習にはもってこいですね。
学校が授業を休んでいる間ですから
ある程度、有効な場合が多いと思います。
こうして1人1人、やることを決めているわけです。

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