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2020年のハロウィーン:悪い気分、だから抗う


今年も気が付いたら、ハロウィーンを迎えている。
欧米では、クリスマスを前にしたイベントであり、
クリスマスと同じく盛大なもの。
ハロウィーンは、もともとケルトの文化(儀式)になり。
スコットランドやアイルランドなどから、
新大陸、アメリカに渡ったケルトの文化をもった人々は、
家の前にオレンジ色のカボチャをくり抜いた魔除けのランタン、
(ジャッコランタン)を飾り、仮装して、家々を回る。
これは、ケルト人の1年の終わりが、10月末であり。
夜には、先祖の霊が家族を訪ね、
精霊や魔女も出てくると思われていたことから、
魔除けの焚き火をしていた名残り。
日本でも、このイベントが広く知られるようになったもの。
日本におけるハロウィーンには、伝統文化への敬意もなく。
商業主義にまみれた軽薄なイベントとしか思えない気分にもなる。
それでも、街を歩く人たちには、楽しいイベントなのだろうか?
個人的には、そんな気分には程遠いものがある。



1992年、アメリカで、日本人の留学生が、
ハロウィーンの夜に撃たれる事件があった。

日本人としては、過去の忌まわしい事件を思い出されるとき。
それに、この時期は、桶川ストーカー殺人事件も思い出され、
10年以上前から、毎年、どこか暗い気分を抱えてしまう。
(関連する過去の記事⇒)



だから、仮装パーティーの衣装もなければ、予定もなく。
「トリック オア トリート」と…。
子供たちが、仮装して訪ねてきても、キャンディーを配る準備もない。
とくに今年は、コロナという疫病が、世界的に蔓延したことから、
「トリック オア トリート」など、笑えない冗談でしかない。
(過去の記事から、一部を抜粋。)

蛇足:
冷蔵庫を開けてみたところ。
半年ほど前、名前も思い出せない職場の同僚が、
どこか旅行先か出張先で買ってきたときの菓子を配ったものが、
いくつか残っていた。
少し考えてから、すべてパッケージのまま、小皿に乗せ、
玄関前に置いておくことにした。
悪霊がイタズラに訪ねてくる予定もなければ、
迷信におびえているのでもない。
むしろ、そんなものに対して、抗うような感情、
イヤガラセのようなものかな?
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