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余時(あまりどき):ネタの使い回しも、気分次第?


日本では、日常的に、お茶が飲まれていたこともあって、
嗜好品としては、紅茶より、テイストの違うコーヒーの需要が多いけど。
数年前、テレビのトーク番組を見ていたところ。
外国人のタレントには、日本のコーヒーは「熱い」とのことだった。
これは、湿度の高い日本では、
熱い飲み物を、飲むことで汗が止まる「茶の精神」があるから…。
独自な味わい方が、その国ごとにあるのも面白いところ。
コーヒーの苦味は、カフェインからのもので、
渋みはタンニンからのものになる。
焙煎(ロースト)の強いものは、苦味は強くなるけど、
焙煎の弱いものが、生豆に近く、カフェインの効果が強くなる。
さて、コーヒーか紅茶かで迷うときは、
どちらを味わうにしても思い出して欲しい国と人物がある。
それが“インド洋の真珠”とも呼ばれる国、
スリランカ(かつてのセイロン)。

スリランカは、インドに次いで世界第2位の紅茶生産国。
世界三大銘茶のウパなどが知られている。
19世紀末から、トーマス・リプトンの茶園を出発点として、
紅茶生産が伸びていく。

1951年のサンフランシスコ講和条約において、
連合国と日本との間の和平条約では、
第2次世界大戦の賠償請求に加え、領土分割案まで出ていた。
その会議において、
後にスリランカの大統領となるジャヤワルダナ大臣から、
「我々は、権利を行使するつもりはありません…」との言葉が、
出たことで、会議の流れは変わり、日本は領土を分割されることを免れた。
当時、首相であった吉田茂は…。
「日本人は、この大恩を、後世まで忘れてはならない」とまで言った。

うん?
これは、以前のネタの使い回しじゃないのかって?
まったく、その通り、同じネタの使い回し!
それでも、このネタに関して言えば、何度、使いまわしてでも、
多くの人に知って欲しいところ。



蛇足:
さて、コーヒーもいいけど。
今日は、紅茶でも飲んでみるかな。
紅茶の茶葉は、緑茶やウーロン茶と同じもので、
ツバキ科の常緑樹「カメリア・シネンシス」だと聞いたことがある。
紅茶は生葉を充分に酸化発酵させたもの。
「うん?」
ダージリン?
アールグレイ?
よく聞くけど、何が違うのだろう?

答え⇒
ダージリンは、インド北部産のもの。
アールグレイは、中国茶をブレンドしたものに
ベルガモットの香りをつけたもの。
…と言っても、まだ分かっていないのが、本当のところ。
ラベルに「セイロンティー」と大きく記されたビンを取ると、
それを試してみることにしました。


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