数日前、ブックマークしているブログ上において、
ある報道番組にレギュラー出演されている女性タレントに関するコメントがあった。
この女性タレントは、数年前(…と言っても、もう10年ほど前)には、
色々な写真雑誌にグラビアを載せ、ドラマ主演などもされていた。
あらためて言うまでもなく。
商業媒体である写真雑誌にグラビアが出るということは、
本人だけでなく、マネージメントを行っていた事務所も、
彼女の容姿への自信があったということ。
もちろん、テレビや雑誌などにおいては、
”美人”などと呼ばれる存在も珍しくもなく。
それだけなら、印象にも残らない
彼女のアピールポイントには、容姿以外にも、
高学歴(東大卒)であることもあって、それなりの印象を残すことになった。
多くの場合、”知らない”ということは、不安感や様々な憶測を呼ぶ。
それが生活の中ではトラブルとなり得る。
こう考えるだけでも、知識や教養は、日常を少し豊かにしてくれる。
そんな知識や教養をともなう人物であることを証明する”学位”。
(学歴と言い換えても、いいかも知れない)”。
これは、人間同士のつながりに付加価値をつけてくれる。
それでも・・・。
ある程度、社会人をやっていると、
ときどき”偏差値バカ”としか言いようのない高学歴な人種に出くわすことがある。
それなりの教養や知性を感じさせる言動や態度をしていながら、
まるで”決定的な部分が抜けている”としか言いようがなく。
単に未成熟なだけだったり、何かが壊れてしまっているような感じだったりと、
ひとくくりには出来ないものではある。
一見、普通の社会人としか思えない中年男性が、
近所のスーパーで怒鳴り散らしている光景などを見かけてしまってから思うのは・・・。
教養や技術が、高度に細分化されている現代において、
”学位”だけでなく、一般常識と呼ばれるものも、各人に望まれているのかも知れない。
<以前の記事「対策なし?日常的に見かねる人!」>
蛇足:
・・・でも、上記の女性タレントの場合。
たしか彼女は、工業系の出身。
コンクリートの強度に関する卒論を提出したことを、
バラエティー番組で言っていた気もする。
理系=変人・・・の図式は、短絡的だけど。
数年前、ちょっとした話題にもなった「オタリーマン」や
「理系の人々」などで語られた理系の方々の一員と思えなくもないのかも知れない。
<「オタリーマン」に関する過去の記事>