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知らない歌


レンタルしていたDVDを返却するため、街に出た。
その帰りに、いくつもの店舗が入ったビルに入った。
特に目的があったわけでもなかった。
”何気なく”といったところかな。
店内には、知らない歌手の聞いたこともない歌がかかっている。
それを意識することもなく、フロアを回る。
本や文房具を扱っているフロアを上がると、
CDやゲームソフトを販売しているフロアがあった。
店内に流れている曲は、また知らない歌手の知らない歌だった。
その知らない曲を、20代くらいの男女のカップルが小さく口ずさんでいた
夕方というには、少し早い時間帯。
店内だというのにサングラスをかけ、短いが髪を金色に染めた男に、
毛皮のコートを着たハデな印象の女性。
あんまり知り合いたくない人種かも知れない。
正面の通路から、まっすぐに歩いてくる。
それでも、棚に並んだCDをながめていると、男性が歩きながら、
女性をかばうように、自分の方に寄せていた。
そして、すれ違った。

知らない音楽、知らない歌詞。
知らない男女。
別に不思議なことでもない。
普段なら、意識もしないこと。
特に気になることでもなかった。
・・・でも、攻撃的な印象を覚えていた人間が見せた動作に、ちょっと驚きを感じていた。





帰り道、通路に流れていた曲を思いだそうとしてみたが、まったく思い出せなかった。


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コミック購入:王様の仕立て屋・・・の続編


いつの間にか、続編が出ていたコミック作品を買ってみた。
おっ、やはり悪くないぞ。
(前作に関する過去の記事)
30巻以上にもなる前作から、
物語を引き継いでいるだけに主人公、オリベ・ユウも、今やサルトの親方。
大人の雰囲気に落ち着いた前巻から、
大きな展開はないだろうと思っていたら、
新しい登場人物によって、予想外の展開となる。
もちろん、これまでの登場人物も、いまだ健在。
作家さんの力量を感じさせてくれる仕上がりとなっている。
もっとも、最近、コミック作家さんへの評価に関しては、
自信喪失気味なんですけど、ね。

蛇足:
文化や食材にも、各地方ごとの特色が豊かなイタリアを舞台にしているだけに
リモンチェロやグラッパなどのイタリアンな酒類の記述には、
ちょっと興味を感じてしまうところ。
イタリアのお酒、グラッパやガリアーノ(リキュール)は、
バーなどでも味わえるけど。
お洒落なイタリアンを味わう機会もない身には、
このような小道具の設定でも、物語へ引き込まれてしまう。



他にも、一冊、買っているんですけど。
今回は、何も記さないでおきます。
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