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はんぐおーば

二日酔いを意味する英語の「はんぐおーば(a hangover)」
まあ“酔っ払い”の言うこと。by.NA-094

シェリー酒:まず、フィノの場合

2009年02月11日 22時57分08秒 | 酔学記録(葡萄訓編)

先月末、買ったシェリー酒を飲むことにした。
澄んだ色。
気温が低いためか、香りの広がりはニブい。
それでも甘い香りがする。
口に含むと、香りとは違う、
辛みとも苦みとも言える味わいが広がる。

フラメンコなどのスペイン文化に対し、
シェリー酒の普及は、それほどでもない。
単純な美味しさではないからかもかな?
・・・もっとも、単純な味なんて、
本当はないんだけど、ね。



久々のお酒の記事ついでに報告。
先月末(1/31)に、
おなじみアキバの酒屋さんで、
カナディアンウイスキーが、お手頃価格でした。
思わず購入。
(アキバの酒屋さんの記事)
http://blog.goo.ne.jp/na-094/e/9c644234cd65714ed80d566cc1c1ea96
(昨年のシェリー酒の記事↓)
http://blog.goo.ne.jp/na-094/e/df14b1e0e4341a071ca89d916c1b3768

シェリーとウイスキー、同じ樽?:スコ文研の定期セミナー

2008年11月30日 00時55分25秒 | 酔学記録(葡萄訓編)

昨日、11/29(土)、「シェリーとシェリー樽熟成について」が行われた。
講師は、明比淑子先生。
スコ文研(スコッチ文化研究所)の方ではないので、貴重な講義だ。
シェリーは、スペインの酒精強化ワイン。
リキュールや蒸留酒と勘違いされていた人もいるが、”ワイン”である。

地理的にも、歴史的にも、スペインの酒は興味深く。
地理的には、海の向こうにモロッコ(アフリカ大陸)があり、
温暖な気候の地だが、緯度的には、日本と変わらない。
歴史的には、8世紀ごろ、イスラム支配を受けていた。
独特の建造物があるのは、イスラム文化の影響だろう。
ご存知のようにイスラム教は、飲酒を禁じている。
その支配下で、いかにしてシェリーの製法は、守られたのか?

・・・これは講義内容になるので記せないが、
明比淑子先生の著書「シェリー、ポート、マデイラの本」にも記されている。



ちなみに、今回の講義では、クブレーのウイスキーも出た。
”ウイスキー”のスコ文研が、何故、スペインのワインの講義を行うのか?
スコッチウイスキーの熟成には、”シェリーの樽”を使うものが多く、
それが味わいや香りにも影響を及ぼすからだ。
この樽に関しても、知らなければならないことが多くあり、奥深い。



14時ごろの銀座です。
天候に恵まれて、セミナー会場まで、迷わずにすみました。