The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2011 シャトー・ジュン 甲州 山梨

2012-07-05 04:32:24 | ワイン
昨日は思わぬ所でバルセロネーゼ吉田君と久しぶりの再会を致しました。

というのも、彼が忙しい時間をぬって、ワタクシの仕事場に訪れてくれまして、
少しの時間でしたが、近況報告やら最近のサッカーでのスペインの大活躍のことやら、
を話すことができました。

以前にも増して、彼の目が一段と輝いており、ああ頑張っているんだな!と確信、
今回はワタクシも週末山形に行くなどして、夜の部は忙しかったので、
一献傾けることは出来ませんでしたが、次の機会に・・・と約束をし、
お互いの健闘を誓って、分かれました。

帰り道、夕日があまりにも美しく、門付近で車を止め、
暫し眺めておりました。



カーオーディオからは『マッスル・ショールズ』の立役者『ダン・ペン』の、
『ブルー・ナイト・ラウンジ』を大音量で流しながら、沈みつつある夕陽を見る、
『マカロニ』ではないけれど、カウボーイにでもなった気分で帰路に着く、
非日常のこんな気分も乙なもの・・・分かるかな~?

ワタクシ来年で還暦を迎えます・・・

さて、家に着くなり、テルマエ入って、稲庭うどんと即ビール!
コレって、こんな真夏日の『殺人フルコース』みたいなものでして、
欠かすことの出来ない一つの流れでしょ・・・

そんなことで、一息ついて『モヤシ炒め』『トマトサラダ』、
それに先日のお土産の『笹かまぼこ』などを摘みながら、定番の甲州ワインを開けました。

それが表題の『2011 シャトー・ジュン 甲州』なんですね・・・



『ジュン』と言うのは、かつての親会社があのアパレルの『ジュン』でして、
ですから今で言いますと『ジュン・メン』などがそれになります。

さてこの甲州、色合いは甲州ナリの薄めの麦藁色を呈していまして、
注がれますとあまやかな独特の風味と柑橘のアロマが立ち上がります。

そこには僅かですが、ミネラルのアクセントがあって、
ハーブキャンディなどのニュアンスなども感じられるわけ・・・

果実の味わいには、甲州らしいエグミとか、渋みは微塵も感じることは無く、
むしろ甘みさえ感じ、優しく、穏やかで、ほっこりとしたワインなんですね・・・

ある意味、面白いスタイルのワインでして、こんな甲州もあってもイイよな!
などと考えながら、飲みきりました。

もちろん、その日の料理と素敵な相性を見せてくれました。