The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

シャトー・ルミエール、新社屋にお邪魔です!

2010-10-05 22:04:26 | ジャーニー
今回のワイナリー巡りは、頑張っても5シャトーくらい、ともくろんでいたのですが、


なにしろ、甲州種に命を懸けている、『アルガブランカ』の『有賀氏』の話に引き込まれ、


そこで予定の時間を相当に超過、


そして最後の塩山市の『甲斐ワイナリー』に到着した頃には、


帰りの電車時間まで、あと一時間半という情況でした!


で結局、廻れたのは、4シャトーだけでして、幾つかのシャトーは次の機会に・・・


と考えております!


今回は無理でしたが、ちょっと足を伸ばして、北杜市の『ボー・ペイサージュ』やら、


小布施まで行ければ『ドメーヌ・ソガ』なども、当然候補に入るのでしょうが、


機会があれば、また伺いたいところであります!


さて今回、2番目に伺いましたのは、勝沼でも老舗中の老舗・・・


今年になりましてから、新社屋が完成した『シャトー・ルミエール』なんですね!


皆さんご存知の通り、ここは小規模老舗の代表格の存在でして、


特にも、ボルドー系赤の『シャトー・ルミエール』が、フラッグシップとなります!


今回のテースティングのラインナップで、『オヨヨ!』と、興味を持ちましたのは、


『光(ヒカリ)シリーズ』の、甲州樽熟成のもの・・・


葡萄品種としての、甲州はアロマティックな迫り方が不十分なだけに、


後付は認知される所でして、その意味で樽の抽出成分のマスキングはビミョウでも、


このシリーズの甲州の、ある意味風味の濃厚さは、目を見張る物がありました!


さすれど、ココは、ドウ転んでも『シャトー・ルミエール』・・・


フツウ?(今は酒びたりということ)のカラダに戻ってから、


ジックリと飲み込んでみたいものです!

シャトー・メルシャン 1970

2010-10-05 00:19:19 | ワイン
勝沼に入りまして、最初に足を運んだ醸造所が『シャトー・メルシャン』なんですね・・・


ちょうどその日は、『2010 シャトー・メルシャン ハーヴェスト・フェスティバル』


が、開催されていまして、大勢のワインファンが大集合!


子供から、おじいちゃんまで・・・という感じでしょうか・・・


一通り、シャトーの施設を見学したあとに、常設の博物館にお邪魔しました所、


嘗ての『シャトー・メルシャン』が並んでいたんですね・・・


そこで、真っ先に目に留まったのが『1970 シャトー・メルシャン』!


実はワタクシ、1989年・・・すなわち『昭和天皇の崩御』の年に、


その1970年物の『シャトー・メルシャン』を、ご相伴に預かった事がありました。


場所はもちろん盛岡でなんですが、とあるバーのカウンターで、一人飲みをしていた時に、


盛岡のある酒屋のオヤジさんが、1970年のシャトー・メルシャンを開けていた場面


に遭遇したわけです!


1989年といえば、ワタクシはワイン暦9年目を向かえ、


珍しいワインが登場すれば、居ても発ってもいられない、いわばダボハゼ状態!


当然のことながら、隣人のワインに大いなる興味を示したのは、


容易に想像できるわけです!


で、ドサクサにまぎれつつ、結局その『1970 シャトー・メルシャン』を、


ご相伴に預かったのですが、その味わいは、今でも脳裏に残っております。


濃厚にして、秀逸な凝縮感を持ち、そして純粋なワイン・・・美味しかった♪


おそらく、その当時は、日本産以外の葡萄の添加もあったかもしれませんが、


いずれ調和のボルドー系であることには、違いありません!


施設の見学が終わった後、最後にシャトーのガーデンにて、


何を飲んだかは、説明するまでも無く、


今現在のフラッグシップ、『2004 桔梗が原メルロ シグニチャー』でありました!


コレこそ、純国産!メルシャンの底力を感じつつ、


次の訪問地へと向かった次第・・・