戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

どちらが舐めているのか?

2006年11月08日 | 想うこと

日米野球第四戦、大阪ドームまで見にいきました。

賑わっていましたね~。しかも大リーグ相手だからか、回の合間にパフォーマンスがあり、投球の合間にも効果音を入れて華やかな雰囲気がありました。

応援も、集団での派手なのが無く、空気バット(?)を叩くのが主流で適度に盛り上がっていました。

なんせドームですから、鳴り物をやられるとうるさくてプレーに集中できませんから、ナゴヤドームなんかその悪例ですが、応援はやはり、声 拍手 、これが基本でしょう。

しかも、強制的でなく、各自が行いそれが自然と広がっていく、というのが良かったですね・・・。息子など、喜んでみんなと一緒になり空気バットを叩いていました。(隣の人は迷惑だったかも・・・反省)

試合は、7回までは良いゲームでした。日本の先発の井川が(なんせ大阪ですから)いつものように、何でもないところでストレートの四球を連発する、というのがありましたが、二点に抑えゲームを作りました。

井川はボールに力があるんですね。大リーガーの打った飛球がことごとく途中で失速し、外野フライで収まっていました。(イッパツは浴びましたが)

問題なのは、福盛でした。ストレートも良かったし、カーブも切れていて、(一塁側客席からでもよく判ったのです)メジャーリーガーもタイミングを狂わされていたのですが・・・ハワードがいました。今年度のメジャーリーグのホームラン王で、打点王です。

福盛が三振を取りに行った、外角低めの抜いた玉(?)、彼にしてみれば決め球で、ここしかない というところに決めたのですが、ハワードは体勢を少し崩しながらも、ライトスタンドへ運びました。

茫然自失 、とはこのことでしょう。あれを打たれたら、もう投げる玉はありませんでした。

福盛は一気に崩れ、四球の連発、間にヒット、で5点を一気に失いました。

ドームは非難の嵐。これはなかなか交代させない、野村監督にも向いていましたが、観客は一斉にブーイングを浴びせていました。ちょっと可哀想な気もしましたが、ゲームを壊してしまったのだから、しかたのないことで、これもある意味、応援の一種なのかとも思いました。

それにしても、大リーガーは本気で向かってきていました。それは日本も同じだけれど、なんせ、戦力が小さい。選手が小粒というか、あれでは勝てないでしょう。(現時点、全敗

出場辞退選手が続出したけれど、それの理由も分かりますが、いざ闘ってみると、メジャーリーグを舐めてるのか、と思いたくなります。