昨夜は、山高野球部の”三年生を送る会”、がありまして参加してまいりました。
参加するというより、こちらは主宰者側で、私は司会を務めてまいりました。
そつなく行おうと思っていましたが、段取りが判らず焦ってしまう場もあり、なんとかしのいできたというところです。
しかも、三年生一人一人の話がとても泣かせるものでして、私は司会者席で、ハンカチで涙を拭き、テッシュで鼻をかみながらいました。
特に、マネジャーをしていた部員の子は、野球がしたくて入ったのにマネジャーになってしまい、とても悔しい思いでいたと語り始めました。
マネジャーになった当初は親にも話せず、ようやく話したら、父親がガックリしていたのがとても辛かったと言いました。
それでも、遠征の時には朝早く送ってもらい、親にとても感謝しているとも言いました。
式の前、後輩たちと試合をしたときに、野球って本当に楽しいのだ、と思えた、と話し、それを聞いて私は胸が詰まってしまいました。
マネジャーの部員だけでなく、辛い練習に耐えても、なかなか認めてもらえない、レギュラーになれない、そんな悔しい思いを抱えながら、彼らは三年間辞めずにいたわけです。
間違いなく、その経験が、将来役に立ちます。
進学し野球を続けることのできる部員も何名かいました。
それとは対照的に、就職が決まり、これでもう硬式野球を卒業する部員もいました。
高校野球は高校生の時にしかできない、当たり前のことですが、それを実感させられた、三送会、でした。