「復興の足を引っ張る政治の手」
今朝の朝日新聞の自民の復興本部拒否、亀井氏「歴史の検証に耐えられぬの記事です。
国民新党の亀井静香代表は11日、菅直人首相が野党に参加を呼びかけた「復興実施本部」への参加を自民党が拒否したことについて「恨み節」を連発した。
亀井氏は首相の要請で交渉役を務めた。11日の記者会見では「首相が『野党の力も借りてやりましょう』と謙虚な気持ちでいたのに、ぞうきんで顔をふくようなことをやって」。議員総会では「歴史の検証に到底耐えられない。(自民党は)かつてのふるさと。悲しい思いがする」と嘆いた。
自民党や公明党は「首相を信頼できない」として不参加を決定。10日に自民党の大島理森副総裁が亀井氏に直接伝えた。
亀井さんと言えば先日の「たかじんのそこまで言って委員会」で復興の先頭に立つ候補として、平沼さんと共に名前が上がりましたが、いずれも程度の差こそあれ東京電力と何らかの関係があるから、野田佳彦財務大臣は財務官僚の言いなりだと指摘されました。
それに対して三宅さんは「いくら問題があっても実力のある政治家を活用すべきだ」との意見。
そして最後には日本にはリーダーを養成するシステムがないからで終わりました。
同番組では名前は出ませんでしたが、支持者達が言うように小沢さんの復興担当などは、自分の権力拡大の為には手段を選ばない今までのやり方、自分では合法的と言っている資金集めの異常な才能の評判を考えると、彼に復興利権を担当させるなど馬に人参をぶら下げたようなものです。
谷垣さん
最初の報道に戻りますが、自民党が「首相を信頼できない」ので反対するのなら、信頼できると思う人、例えば亀井さんや石破さんなどを推薦し、「復興実施本部」は政府の独立機関として、推薦した人に強大ま権限を持たせ政府の予算から独立した予算を持つなどの前向きの進言をするべきだと思うのですが。
そう言えば読売の紙面では亀井さんが、上記の発言の他、「普通なら「このチャンスを行かして自分達が仕切ってやる」となるがそう言うエネルギーが自民党にはなくなった」とこぼしたそうです。
谷垣さんは政権とは是々非々の立場で閣外協力する立場のようですが、野党の立場としては「是々」の割合より「非々」の割合が大きくなるのは当然で、結局は国民に対して方向の正しいか否かは別にして復興へ向けての政権の足を引っ張る印象を与えることになると思います。
谷垣さんの解散総選挙に追い込む基本戦略も国民の反発や、一票格差の問題、東北三県の被災など、行き詰まる状態になっているそうです。 今回の大震災の国民の整然とした行動は世界的に評価されました。
多くの国民は被災地への何らかの形で協力し、国のためなら節電も厭わないとしています。
それに比して政治家達の動くは眼を覆いたくなるような有り様です。
その一人の政治家の谷垣さんがまず考えるべきは、事実上不可能に近い自民党の政権奪回の事でなくて、現実的に如何にすれば緊急事態の日本をいかに早く立ち直されるかを考えるべきです。
日本のためにやったことが結果的に民主党政権の支持率が上がっても良いと思うのですが。
谷垣さんはもっと知恵を絞るべきです。
このままで推移すれば平成の無能の政治家の一人として歴史に名を残すことにも成りかねないと思います。
民主党の政治家
菅さんは今こそ自分の力を100%発揮しそれを国民に見て貰うそして民主党を建て直す絶好のチャンスです。
公平な眼で見て今回の福島原発の事故の原因の責任は99.5%近くは東京電力の責任で、菅さんの責任ではありませんが、原発対策を含めたの震災対策のための諮問機関の乱立、多くの参与などの一方、肝心の官僚達の顔が見えないなど、その対応に就いて余りにも批判があり過ぎます。
先の「復興実施本部」の件でも、野党が首相が信頼できないのが不参加の原因なら、思い切って本部運営の権限の総てを亀井さんなどに任せたら、菅さんの人気、そして政権支持率も一気に上がると思うのですが。
それこそ菅さんが歴史の上で無能の政治家に上げられるか否かは、日本の政治家の中で一番に何でもできる菅さんの「自己責任」だと思います。
鳩山さんは今のままでは完全に論外、日本と民主党政権の危機に「菅おろし」を考えている小沢さんなどは日本の危機になお権謀術数こだわる困った政治家なレッテルを貼られても仕方がないと思います。
菅さん、小沢さん、そして谷垣さんも、そして民主・(特に)自民の有力な人達も、今こそ政治家としての力を発揮する時です。 (鳩山さんは政界から引退するのが日本に対する一番の貢献だと思うのですが。) そして亀井さんの言う「歴史の検証に耐える」ような政治家としての実績を果たして欲しいのですが。
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