普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

NHKの余りにも酷い戦前の学校教育の映像

2011-05-19 11:05:28 | 情報、マスコミ
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 NHKの連続テレビ小説「おひさま」はもう40回にもなるそうです。
 私も丁度朝食の時間で家内のお付き合いでみていましたが、主人公の井上真央さんが教師になり小学校に赴任してからの、学校内の職員室の場面が何となく引っ掛かっりだしました。
 何故か戦前の日本の教育批判をしているように見えて来たからです。
 その極端な例が昨日の放送です。
小学4年生に棒で殴り掛かる教師
 体操の教師をしている教師が動きの鈍い生徒を怒鳴るまでは良いのですが、持っている1m以上の棒振りかざしたので、生徒もを護るために真央さんが生徒に覆いかぶさりました。
 当然に棒は彼女の頭を強打して彼女は人事不省になりました。
 戦争直前を小学校、高等小学校、旧制の工業学校を過ごした私に取って見聞きしたことのない激しい暴力行為です。
 私は児童・生徒の立場でしたから、職員室での教師がどんな話しをしていたかに就いて知りませんので、とやかく言う資格はありませんが、私の狭い経験からして教師の児童への体罰についてのNHKの映像は明らかに行き過ぎていると思います。
 何故なら私の産まれ育った北九州地域は無法松や川筋気質で知られ、最近では残念ながらヤクザの抗争で知られるように荒っぽい気質の人が多い所で知られています。
 また戦時中は九州男児と言われるように、九州には全国有数の勇猛な軍隊があることで知られており、従って「忠君愛国」の精神も「軍国主義的考え」も他地域に比べて強い所だったと思います。
 その様な地域ですが、大の大人を気絶させるような棒で小学校3~4年生を強打するような狂人染みた先生は居ませんでした。
戦前の体罰
・小学校の体罰
 廊下に立たせる、時には水の入ったバケツを両手に持たせる、余程酷いときは平手打ち。特殊な例としては、児童に自習をさせて置いて騒ぐ子に持っている本で頬を叩く神経質な教師、教師の持っている小さな鞭で頭を叩かれで筋状のこぶが出来た人を知っています。
 私の母など家庭訪問の時は悪いことをすればどんどん体罰をして教えて下さいと言っていましたが。
・高等小学校(今の中学校)の体罰
 上に加えて、時々生徒を講堂に集め教師が説教、特に悪い生徒に平手打ち
 教師の中には皇室のことになると涙を流して話する熱血教師や、日本礼賛の教師もいましたが。
・工業学校(今の工業高等学校)の体罰
 小学校、高等小学校のような体罰や歴史教育はなし。
 指導教官による軍事訓練、兵営宿泊。
 指導教官の当時の硬派軟派の生徒への拳固での制裁、柔道教師が生徒への平手打ちときには投げ飛ばし
・軍隊での体罰
 なお私は現役で招集されましたが、入隊して隊では中隊長からの命令で体罰禁止。
 然し、隊員がたるんだ時や「虱を出した」時などの腕立て伏せや、規則違反をしたとき、指示を怠ったときの平手打ちの体罰は半分は公然のように時々ありました。
 然し棒で殴るなどの酷い体罰は全くありませんでした。
連続テレビ小説にも自虐史観?
 NHKはこのような多分ありもしない、人の生命に関わるような酷い体罰の映像を何故流したのでしょう。
 念のために同年配の人達にも訊いてみたのですが、誰もこのような酷い体罰は見たことも聞いたこともないと言っていましたが、NHKはこの様な事実があったことを調べてみたのでしょうか。
 NHKは政治関係の番組では良く自虐史観などと批判されます。
 いくら作り事の小説でも、何も知らない若い人達に誤った戦前の印象を持たせることの意味を良く知っているのでしょうか。
 それとも知っていて意識的にありもしないことをでっち上げたのでしょうか。

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