最近の小沢グループの動き
今日の産経新聞の小沢氏の「菅降ろし」シナリオ始動 自民にも働きかけの報道の概要です。
・通常国会の会期末に向け、民主党の小沢一郎元代表が描く内閣不信任案同調による「菅降ろし」シナリオが始動。複数の小沢氏の側近議員は党内で同調者の署名集めを始め、自民党幹部に不信任案の早期提出を持ちかけている。小沢氏は菅直人首相の早期退陣に弾みをつけたい考えだが、思うように首相を辞任に追い込めないことへの焦りの表れともいえる。
・小沢グループの中核メンバー:「不信任案に一直線で向かうべきだというのが小沢さんの本音だ。首相を今月下旬の主要国首脳会議に行かせないため、来週前半にヤマを設定している」
・側近議員の一人は小沢氏の心中をこう推し量る。首相の党代表解任決議案の提出を念頭に、5月の大型連休前の両院議員総会開催を模索してきたのと同じように、5月中旬に不信任案可決の期限を設定することで、倒閣の機運が高まるのを期待しているようだ。
・谷垣氏周辺は「多数派工作に焦る小沢氏の情報戦では」といぶかしんだが、ここ数日、複数の小沢氏側近が、自民党幹部らに猛烈なアプローチをかけているのは事実だ。
・ただ、資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で刑事被告人となっている小沢氏への党内外のアレルギーは根強い。
・署名を拒否した議員:「ポスト菅をどうするかのシナリオもなく、小沢氏が新党を作るかどうか分からないまま不信任案に同調するわけにはいかない」
・別の議員:小沢氏側近の動きを「ヤマ場は野党が不信任案を出す会期末直前なのに、情勢が見えていない」と批判。
・署名した中堅議員:「小沢さんも焦っているのかな。首相は政局だけの人だから手ごわいぞ」
最近の日本の状況
・先が見えない被災地への復興
・国の農漁業者補償、被災地の買い取り
・災害復旧のための十数~数十兆の国費の支出→金融環境の激変
・東京電力の体制見直し、債権処理と金融機関の債権放棄
・福島第1に続いて浜岡原発の停止→電力量不足に伴う→工場の稼働率の低下→経済の沈滞
・福島1号機のメルトタデウン→原発収束工程表の大幅な遅れ→何時までも帰れない原発
・全国的な被災者への協力や節電への協力姿勢
上記の様な大問題が震災前からの経済の沈滞の上に襲いかかっています。
浮世離れした小沢さん支持グループ
最近の小沢グループの動きと日本の状況を並べただけでも、彼らの動きは余りにもかけ離れた別世界の密閉空間で動いているような気がします。
彼らの発言を見ると彼らが菅さんばかり見ていて、国民や国のことを見ていないような気がします。
彼らは小沢さんのためでなく、危機状態にある国のために動いているのかも知れませんが、それなら尚更その動きが日本復興の足を引っ張らないように慎重であるべきと思うのですが。
彼らの真意は判りませんが、少なくとも彼らは唯でさえ低い民主党の支持率をさらに下げようとしていること、被災地のことを憂え、節電にも協力しようとしている多くの彼らの選挙区の人達が、自分の選んだ議員が今の時期にこんな動きをしているのを見ています。
その結果は次の選挙では小沢さん支持の議員の大多数の落選の可能性が100%近くまでに増すのは間違いないでしょう。
彼らが本気で国のため、少なくとも小沢さんのために身の犠牲を払ってでもどちらかに忠義を尽くすと言うのなら、致し方ないと思いますが。
外野から見ればどう見ても気がおかしくなっているとしか思えませんが、果たして彼らは何を考えているのでしょうか。
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