普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

昨日の国会中継から・何故石破さんが総裁にならなかつたか他

2011-02-02 11:05:41 | 自民党

・何故石破さんが総裁にならなかったのか?
 昨日は体が不調のためほぼ一日国会中継を見ていました。
 一日中自民党員の質疑に終わりましたが、その中で石破さんの発言が一番光っていました。
 理路整然。国民にも判りやすい発言。その率直さと迫力。
 石破さんが 民主党内の意見が纏まらないことを突いた時の民主党からの野次に「恥を知れ」と一喝に急に止まった野次。
 何よりも感心したのは、菅さんのマニフェスト路線変更に対して、このことを国民に謝罪して、その変更した理由を説明すること、そしてその点に就いて国民の信を問うことまでは言っても、谷垣さんのように(国民には空々しく聞こえる)国会解散など一言も言わ無かったこと
 そして自民党も国民の支持を得るために直すべきことがあると率直に認めたことです。
困った谷垣さん
 一方の総裁の谷垣さんが幾ら国会解散を言っても、自民党政権がそうであったように、菅さんが解散する訳がありません。
 谷垣さんの解散の連呼にたいして国会での塾議を期待する国民が同調するどころか、反感を持つ人も多い ことをしるべきです。
 政治に余り関心のない私の友達も、鳩山さんや菅さんの軽薄さも困ったことだが、谷垣さんも少しピンボケしてはいないかと言っています。
 何しろ自民党の体質を嫌われて大敗したのに、「みんなでやろうぜ」と言ったり、民主党との対決姿勢を打ち出したのに、衆院の予算委員会と言う一番テレビの露出度の多いところにリベラル派の加藤紘一を筆頭理事に選び、まるで民主党政権応援とも見え演説をさせるなど。 (Wikipediaでは彼の意外な演説に場内が一瞬静寂に包まれたと書いています。)
 その後党内の声に押されて、党内の幹部が可なり若手に変わって来ましたが、谷垣さんの政局判断に可なりずれがあるようです。
 それにしても前回の総裁選で何故石破さんが出なかったのでしょう
 それまで何回か総裁選に立候補したのに。
 もし石破さんが総裁になっていたら、自民党の再生はもっと早く、そして国民の自民党を見る眼も今とはだいぶ違っていると思うのですが。
・何故与謝野さんは議員辞職をしなかったか?
 私は与謝野さんが菅さんのをリクルートを受けた時、外野から見て与謝野さんが、世間をあっと言わせるような大きな実績を上げない限り、もう彼の政治生命はないだろう。
 そのためには あっさりと議員辞職してその覚悟の程を見せるべき と書き、それに対して彼は絶対に辞めないというコメントを頂きました。
 そして案の上、昨日の予算委員会で、元同僚の鴨下さんから議員辞職の要求にたいして、「自民党には昨年除名され、処分はそこで終わった。議員を続けることは有権者への責任であり、仕事にかけるモチベーションを維持する上で必要だ」と苦しい答弁をすることになりました。
 議員で無くても彼が大臣として頑張るのもある意味で、有権者の彼に対する付託に応えることであり、「仕事にかけるモチベーション」は大臣として十分に持てるような気がします。
 このようの苦しい答弁をして自分の値打ちを下げるより、始めから議員を辞めていれば、この種の自民党の同僚からの批判も無くなるし、何よりも判官贔屓の国民性から議員の身分を投げ捨て、批判覚悟で自分の信念達成の道を選んだ彼への支持が増えたと思うし、民主党内でも余所者扱いにされずに済んだと思うのですが。
 そして何よりも身を捨てて大きな仕事に取りかかるほうが、その成功率は高いし、それが彼の政治生命延長に繋がると思うのですが、
 やはり幾ら頭の良い与謝野さんも自分のことになると、判断が鈍るのでしょうかね。
・まるで管政権と自民党対小沢グループの対決に見える国会審議
 昨日の自民党からの攻撃の的は小沢さんの政治と金、党内の政策の不統一の追求でした。
 一方菅さんも小沢さん問題を何とかして、クリーンな民主党を訴えたいし、菅さんの社会保障と税制を含む一体改革、民主党マニフェストの見直しなどの現実路線への動きは、外野から見れば菅の考えや政権の政策と自民党の考えや政策は歩み寄っているように見えます。
 それで見方を変えれば、自民党の菅内閣への攻撃は菅さんの足を引っ張っている鳩山・小沢グループへの攻撃のようにも見えてきます。
困った鳩山・小沢グループ
  彼らは、参院戦敗北の責任を菅さんや枝野さんの責任を問うていますが、外野から見れば明らかに、
・鳩山さんの普天間基地問題の処理の大チョンボ、
・ばら蒔きの公約実施のもたつき、
・公約実施のための財源不足の露呈、 (昨日与謝野さん民主党の無知と言っていました。)
・小沢さんの選挙目的丸出しのやり方が
参院選敗戦の原因で、菅さんの突然の消費税発言も軽すぎますが、自民党もはっきり消費税増税を公約に入れているので菅さんだけの責任ではありません。
  このような意見が真面目に通る鳩山・小沢グループは最大のお客さんの国民の意志から遥かに遊離していることを知るべきです
  それでも彼らは消費税増税などとんでもない、民主党公約の原点に戻れ。
 それが出来るのは小沢さんだけと言っていますが、その原点に戻るための財源に就いては小沢さんもその支持グループの人達はなにも触れて居ません
  その財源確保の手段として考えられるのは、小沢さん支持を明らかにしている一部の学者の主張する政府紙幣の発行か国債の大増発しかありません。
 然しこの政策は余りにも質量とも大きな問題があり過ぎることと、先進国でこの方法を取った国が無いことなどの不安を打ち消す方法を国民に説明するか、またはそれ以外に財源確保の道があることを国民に知らさねば、彼らが国民から支持を受けることは永久にないと思います。 (参照:政府紙幣の問題点 

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