普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

鳩山内閣の支持率急落

2010-03-23 12:01:00 | 鳩山内閣

 昨夜の「報道ステーション」 で3月21,23日のの世論調査 の結果を報道していました。(以下いずれも%表示)
 (なお産経・FNNの世論調査
の該当部分を黒字で付記しています。)
鳩山内閣支持: 30、(前回比-15.3)、産経:30.5)(同-12.3) 、支持しない  53 (同+14)
・政党支持率:民主党 31.6(前回比-8.6)、自民党 27.4(同+3.0)(産経18.8)、共産党 4.0(+0.1)、みんなの党 3.5(産経6.9) (同+1.6)、公明党 2.9(同 0.0 )、
・参院比例区にどの党に投票:民主党 27.2 自民党 23.2(産経24.2) 、共産党 4.8、公明党 3.5 、みんなの党 3.1(産経10.0)
・鳩山内閣の問題点(一つだけ選択):政治と金 35、指導力不足 28、政策の方向性 22、(他は6%以下)
・民主党のマニフェスト修正しても良い%:思う 53、思わない 18
・民主党は小沢幹事長の独裁体制になっていると思う%:思う 76(産経:民主党支持者でも64.6) 、思うわない 15 
・生方副幹事長を解任に民主党の対応には問題があると思う:思う 76、思わない 10
・舛添、与謝野議員は、離党して新党をつくるべきだと思うか:党内で活動 50、新党結成 25

[民主党へ]
鳩山政権の支持率の急降下の原因

 今までの世論調査にあったように、国民は今まで自民党がやれなかった政治主導の行政改革を期待して、鳩山さんの政治と金の問題があっても辞めなくて良いとか、民主党のマニフェストを変えても良いと言ってきました。
 そう言った少々のことでも見逃してやろうとした民主党政権へ優しい国民が、数々のことで透けて見えて来る小沢さんの独裁的な態度、選挙に勝つためなら何でもありのやり方、生方さんへの言論封殺と思えるやり方、北教祖の支援を受けた小林議員への取り扱いに示される自浄能力のなさを見て、今までの鳩山さんと小沢さんの政治と金の問題と重ね合わせて、遂に痺れを切らしたと見るべきだと思います。
民主党のこれから
 私は何度も鳩山政権に数々の不祥事やマニフェトの欠陥が続々と出てきても、自民党の支持率が一向に上がらない今こそ、鳩山さんや小沢さんが辞めていも、少々の打撃はあるかも知れないが、代わりの人はいくらもいるし、野党なら頷けても政権与党としては欠陥のあるマニフェストは、優しい国民も変換を認めているときこそ直すべきだし、若手の有力党員に象徴される真面目で正直な透明性のある党に変われば、参院選の大勝は難しいかも知れないが、勝利は間違いないはずと書きました。
 しかし今回の支持率急落が示すように、無党派層からほぼ完全に見放されては、この先行きも怪しくなりそうです。
 誰かの言葉にあるように「信用をなくすのは簡単だが、取り返すのは長年月が掛か」るそうです。 
 立ち遅れたかもしれませんが、 民主党がやるべき事は党員皆が判っている筈です。
  後は鳩山さんと党員の決心次第だと思います


[自民党へ]
 テレ朝の「サンデープロゼクト」で与謝野さん、舛添さん、鳩山邦夫さんの動きに関して、自民党から石原伸晃さん、小池百合子さん、山本一太さんが出て意見を述べていました。 (括弧内は外野からみた対応です。)
・自分達が選んだ谷垣さんを中心として頑張る(谷垣降ろしと揶揄される動き)
・自民党は今までの違う自民党になったことを国民に示す(どう見ても変わったような気がしない)
・そのために執行部の一新と若手を登用する(谷垣さんは拒否)
・衆院選敗戦の総括をする(3人が言うのだからしていない?)
・鳩山政権の政策に優る政策を打ち出す(綱領は聞いたことがあるがこれと言った政策は聞いたことがない、そして谷垣さんは鳩山政権攻撃のそ一本槍の発言)
などなど誰でも頷ける話しです。
 谷垣さんは、「みんなでやろうぜ」のキャッチフレーズを掲げました。
 詰まり麻生さんの足を引っ張った族議員も、看板を代えてリモートコントロールをしようとしてきた派閥の領袖も(自己反省も総括もしないまま)皆で頑張ろうと言うのでしょう。国民はこんな自民党の体質に嫌気をさしているのに。
・与謝野さんは「平成の脱税王」として鳩山さんを追い詰めましたが、後に続く人がいません。何しろ衆院の予算委の筆頭幹事にリベラル派と言われる高橋紘一さんを選んだのですから。そして彼の質問の前半はまるで民主党員の質疑そのままなのに驚きました。
 私は民主党の所で書いたのと同じことを書きます。
・やらねばならぬことは決まっている。
・それは自民党の支持率を上げることだ。
・そのためにどうすれば良いかも決まっている。
・それをどうするかは谷垣さんと党員の決心しだいだ。
 唯民主党と違うのは、
・党内の体制整備に伴うの党内の混乱や離党などのある程度の出血は避けられないこと
・次期参院選での敗戦、党の衰退などの厳しい環境にあることです。
 だから鳩山さん以上の厳しい決断を迫られていることです。
・幸い改革に当たってはみんなの党の躍進と言う見本があると
  難しいと言って改革を逃げていては自民党の将来はないし、この儘では民主党の長期政権になれば、また日本の将来もないような気がします。

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