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普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

小沢さんの民主党支配の手法

2009-12-30 17:02:26 | 鳩山内閣

 今日は貧乏人の癖に金のことになるとまるで関心の無い私の金の話を聞いて下さい。
[金による小沢さんの党内支配]
 昨日の読売新聞の「民主イズム 支給に格差 議員支配」と言う解説記事には驚きました。
・神奈川県選出の新人議員への交付金の総額2500万円以上、他の若手議員 1500万円
・党が支給する交付金の配分で「5月の党の代表選で(当時選挙担当の代表代行だった)小沢さんが支持した鳩山さんに投票しなかった人には交付金を減らされた」と語る議員
・07年の参院選で小沢さんが出馬を要請した谷岡郁子元中京女子大学長には最も少ない議員の7倍の7900万近くも支給
・交付金にあえて差を付けて党内掌握しようとする小沢さんの手法
・「私は自民党の候補者に一律に支給した。国民の税金を元にした政党交付金に差を付けるのが許されるのか」の語る07年の参院選の時の自民党幹事長の中川秀直さん
・「小沢さんに疎んじられたら交付金が減らされるのではと心配した」と語る総勢600人の中国訪問団に親族数人と参加した参議院議員
 民主党としては重点的の交付金を配分したと言っているそうですが、選挙のためには子ども手当て、農家の戸別保障などばら蒔きと一部から言われても、敢えてマニフェストに入れる小沢さんの目的のためには手段を選ばない手法から考えると、読売が指摘するように、小沢さんが交付金に差を付けて党内を掌握しようとしているのも何となく頷けるようです。
 そう言えば、衆院選を目の前にした民主党の09年度の党内の予算は「解散・総選挙の勝利に向け徹底した『選挙対策集中予算』」を基本方針とし、選挙関係費に前年度比約10倍の44億4000万円を計上9年1月14日付産経新聞
するなど「政治とは選挙」だと言い切る小沢さんらしい手法です。

[小沢さんの党内独裁?]
 結果として衆院選は民主党が圧勝して今や小沢さんの息の掛かった小沢チルドレンを始めととした小沢グループは党内の過半数を占め、今や鳩山さん始め民主党は小沢さんの承認が無ければ何も出来ないと言われています。
 政治家ですから自分の意見を反映するために自分の属する党を勝たせ、その党内で多数派を作ることは当然です。
 然し民主党の(政治主導の行政改革を除いた)公約同様、小沢さんの党内支配の見え見えの手法は首を捻りたくなります。
 そして民主党内では、個人的な発言も次第に無くなり、個人的な集会の話があれば、小沢さんの腹心のもののチェックが直ぐに入ると言われているそうです。
 政治家が星雲の志を持ってやっと国会議員になったのに、政務三役以外の発言が自由にできないなど、まるで党内での小沢独裁の状況になっており党員の不満が出ていると報じられています。

[いつまでも鳩山政権に優しい国民・マスコミで良いのか]
 それにしても先日の「みのもんたの朝ズバッ」の番組で民主党からは野田財務副大臣、細野民主党副幹事長、社民党福島さん、自民党から石破政調会長と河野さんどによる討論がありました。
 そして結果的には民主党の政策がコテンパンに批判された後、みのもんたさんがこの議論を聞いて、鳩山政権を支持するか否かを聴衆に訊いたところ圧倒的多数で支持、 (私の意見では実質的に無策に近い)民主党の経済政策に就いても、不支持より支持が僅か多い結果となりました。
 私が何時も書くように、国民の多数は依然として鳩山内閣に優しくて、政治主導の行政改革が進めば、その他の経済や安全保障の政策は少しくらい拙くても良いと考えているようです。
 心配性の私は国民やマスコミの一部がが鳩山政権に優しくしている間、
・日本が経済的にとんでもない谷底に落ち込みはしないか、
・安全保障は米国頼りの日本がこれからどうなって行くのか、
・東アジア共同体構想で(かって米国から旨い具合にあしらわれたように)煮ても焼いても食えない中国の思い通りになりはしないか、
・原発や米軍基地の承認など国のエネルギーや安全保障に大きな影響力を持つ地方自治体の首長選挙に、大きな影響を及ぼす外国人参政権付与の法案が通りはしないか、
・そしてこれらの決定に大きな影響を及ぼす小沢さんが権力を持てば、国会での圧倒的多数の力で、党内では過半数の小沢グループの勢力を背景にして、他の批判など無視して剛腕を振るう、詰まり日本が小沢独裁の国になりはしないか
と心配の種が消えないのですが。
 皆さんこのまま放っていて良いのでしょうか?

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