[受けを狙ったマニフェストで八方塞がりの鳩山政権][やりたい放題の小沢さん][頼りにならない自民党][マスコミの責任]
[これからの日本]
・前回の参院選、今回の衆院選で民主党は地滑り的な大勝をしました。
・その勝因は政治主導の行政改革の民主党の政策が国民に受け入れられたこと、昨日も書きましたがその世の中の大きな動きを自民党が見落としたことと、下記のように朝日新聞を始めとする多くのマスコミが反自民に廻ったからです。
・その民主党政権は今でも大きな支持を得ています。
その理由は政治主導の行政改革の実施への支持です。
然しその他の重用政策である経済、安全保障政策は専門家からは殆ど評価されて居ません。
詰まり極端に言えば鳩山政権の取り柄は、政治主導の行政改革しかないのです。
・しかもその民主党政権は余程大きな問題が出ない限り、少なくとも4年間、多分次期の参院選も民主党が勝つ可能性が高いので、それ以上続くかも知れません。 (政治資金問題で鳩山さんの相辞任もあるかも知れませんが、(小沢さんが逮捕でもされない限り)誰に代っても政権はビクともしないでしょう。)
・その理由は
地方の陳情は全て民主党支部経由で窓口の選挙勝利しか考えのない小沢幹事長室経由となれば、野党の支持勢力の激減となる、。
それと肝心の自民党が大敗のショックでまだしょんぼりしているように見えることと、過去の栄光にまだ浸って、原点に帰って国民の位置に立って見ようとしないから。 (その逆の例は小沢さんの地方重視の動きです。)
とおもいます。
・そしてその4年以上の間に何が起こるか考えて見ました。
経済の長い沈滞、最悪の場合は崩壊、日米同盟の弱体化、東アジア共同体の名の元で完全に中国に取り込まれた日本。 (北朝鮮問題では中国が本気になれば一気に解決するのに動こうとしない中国が何を考えているのでしょう。私はそんな中国とは安全な車間距離を老いた付き合いをするべきだと思うのですが。)
外国人参政権の付与、過去の日本の行為を追求する恒久平和調査局の設置、人権擁護法案、元慰安婦に謝罪と金銭支給など殆どを鳩山さんが考えているそうですが、これらの問題が実行に移されれば、村山発言や河野さんの慰安婦発言と同様にいつまでも跡を引く問題になるのは間違いありません。
また戦後50年かかってやっと正常に戻りかかった教育界は民主党の支持基盤の日教組のお蔭でまた逆戻りして、再度もとに戻るのにまた何年もかかることにならなければ良いのですが。
[マスコミ、特にテレビの責任]
・衆院選直後の世論調査では多くの国民が民主党に勝たせ過ぎたと反省していました。
選挙結果に大きな振れが生じる傾向は小泉さんの郵政改革選挙から始まったようです。
小泉さんの党内の抵抗勢力追放、刺客派遣の奇手に載せられたマスコミ特にテレビは、選挙の真っ最中にも関わらず小泉さんや刺客ばかりを追い回して小泉さんを大勝させました。
安部さんの時は、事務所の資金処理問題で問題で自殺者まで出し、選挙真っ最中に赤城さんの「絆創膏報道]を繰り返し参院選で安部さん大敗させ、麻生さんの数々の失言や問題発言、中川さんの(単なる体調管理の失敗による)酩酊問題を執拗に繰り返し放送して、衆院選の民主党の大勝をもたらしました。 (勿論これは前述のように政治主導の行政改革の国民の期待を無視した自民党政権自信の問題でもあると思います。)
・マスコミのダブルスタンダード
政治の金の問題で言えば安部閣僚秘書が単なる事務諸経費の処理間違いと、刑事事件になりかねない鳩山さんの献金疑惑、麻生さんの失言や発言の振れと鳩山さん安全保障の基本問題の発言の振れなど、その重要さや問題の程度は遥かに鳩山さんの方が大きいのに、マスコミの鳩山さんと安部・麻生の両氏への追及姿勢の違いは際立っています。
小泉さんから麻生さんまでの選挙結果で見られるように、マスコミの政治に及ぼす影響は一昔前と比べて格段の大きくなっています。
とくに国民の新聞離れ、テレビの番組の沈滞化と多分経費節減(ニュースなら一度取材したことを何度も使える)のために、ニュースの放送時間の拡大とバラエティーショウ化したニュースは所謂浮動層と言われる人達の政治参加(良い事ですが)を招き、政局の大きな振れに寄与しているようです。
・マスコミ本来の姿に戻れ
ふらつく鳩山政権、中国への参勤交代?韓国で外国人参政権付与の約束、ルールを破っても皇室を政治に巻き込もうとする(昨日の「サンデープロゼクトでは民主党員を含む全ての人達が反対していました)など暴走気味の小沢さんに対して手も足も出ない自民党以下の野党。
それだけに、マスコミ特にテレビはその責任の重大さを考えるべきだと思うのです。
今の民主党政権が(正確に言えば政治主導の政治姿勢だけのために)人気があると言ってその貧弱な経済政策やビジョンも戦略も見えない安全保障問題まで、ちやほやした扱いをすれば前に書いたように日本がとんでもないことになるかも知れないと思うからです。
マスコミの人達は公平な立場で政権・与野党を問わず公平にそして是々非々を貫いて貰いたいのですが。
マスコミは小泉さんが構造改革の名の元で、結果的には三位一体の名のもとの地方経費削減、社会保障費の削減、非正規労働者の枠拡大などやってきたことを、小泉人気に載せられて結果的に見逃してきました。
そしてその結果が今の惨状です。
鳩山政権がまだ人気がある今こそ、マスコミは前回の失敗を繰り返さないようにすべきだと思うのですが。
心配性の私の予測が杞憂に終わることを願っているのですが、果たしてどうなるのでしょう。
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