普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

どうする麻生さん

2009-01-12 12:39:38 | 麻生内閣

 今日の読売新聞に世論調査の結果が出ました。
 (いずれも%、( )内は前回数字
・首相にふさわしいのは  麻生 27(29)、小沢 39(36)
・政党支持率 自民党 29.3(27.2)、民主党 26.2%(28.2)
・衆院比例選での投票先 自民党 24(24)、民主党 39(40)
 ・麻生内閣支持 20.9(20.4)
・麻生内閣不支持 66.7(72.3)
 この中で内閣の不支持率のアップが目立ちます。 
 そして今日の同紙の紙上では小沢さん主導の「話し合い解散」など民主党が圧倒的に有利な立場であるような報道が並んでいました。
 どちらかと言えば政府・与党寄りの報道や社説が目立つ読売の調査でさえこの数字ですから、自民党はその重みを良く考えるべきだと思います。
 まして、衆院選になれば今までのマスコミ、特にテレビの報道の傾向から考えると、圧倒的に民主支持と思われる報道になりそうです。
 そして浮動層と呼ばれる人達は、それに流されることも考える必要があると思います。

 私は麻生さんの決断の時は今だ今は政府・与党のアキレス腱に成ってといる定額給付金と、官僚制度の改革について麻生さんの思い切った決断とその実行を待つだけです。
と書き投書もしましたが、麻生さんは今度ばかりは野党の攻撃にもめげす゜その政策を変えませんでした。

 一昔は最大野党は自民党と価値観の違う社会党でした。
 だから自民党の人達は色々の方策を巡らしても(好例は社会党の村山さんを担ぐこと)、自民党が実質的な権力を握ることが日本のためになると考えても仕方がなかった時代でした。
(もっともこのこのやり方で、今までも禍根を残している村山談話や河野さんの慰安婦発言が出ましたが。)
 今の最大野党は民主党で、悪名高い日教組や、先日の派遣村デモで安保反対の旗を掲げてデモをやった官公労などの支持基盤を持つ危うさはありますが、小沢さん始め鳩山、菅、岡田、前原の各氏などの有力首相候補者は自民党の人達と余り変わらない価値観を持っているようです。
 小沢さんがいくら何でも内閣支持率急低下に繋がりかねない、日教組出身の輿石さんを文科大臣にするなど考えられません。
 それで政権交代論者の私から見ても、日本のために何が何でも自民党が政権を維持しなければならないと言う、少なくとも村山内閣時代とはとは違った時勢になっています。

 麻生さんは選挙が不利になるのを承知の上、3年後の消費税見直しを行うことを決断し発表しました。
 この難しい決断と同じように、日本の将来と自民党や麻生さんの将来のためには、自党の為より国のためにどのような政策がベストかを考え、それを実行推進することだと思います。
 選挙に負けるのを覚悟し、日本の利益なることを優先すれば、今抱えている定額給付金や渡辺喜美さんの主張する官僚制度などの見直しなど答えが直ぐにもでてくるはずです。
 そして仮に民主党が天下を取ってそれが上手く行かなかったときは、自民党が掲げた公約が正しかったこと国民に知らせることが出来、直ぐに政権与党に戻ることが出来ます。

 私は前にも書きましたが、同じ負けるでも良い負け方と悪い負け方があると思います。 麻生さんも自民党もしばらくは二度と立ち上がれないような負け方と、支持者から惜しまれる様な、そして民主党の政策が上手く行かないときに、国民に自民党の政策を思い出して呉れるような負け方です。

 私は民主党には勝ったときの慌てなくてようように、実行可能な政策を今の内に立てて置くべきと言いましたが、自民党には衆院選で仮に負けても直ぐに立ち上れるような周到な準備をして置く必要があると言いたいと思います。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログランキングへ
政治ブログへ