今日はKOさんが欠席。でもSUさんが出席でしたから7名での稽古となりました。冒頭の会詩合吟の先導をSUさんにやってもらいました。稽古の最初SUさんです。町内会の老人クラブの詩吟の会で10年ほどやってきた経験者で、老人クラブの会が解散になって教室に来ることになったのですが、丁度、入会した時から規約改正があり、今まで初段からの審査だったのが3級からに変更になり、おまけに新型コロナの問題で審査会も開かれなかったりして9月にようやく二級になったばかりです。今度、12月に一級を受けることになっています。審査前最後の稽古です。入会して公式の審査を受けるようになり、稽古も本腰を入れ始めました。最初に素読をさせてから吟の稽古に入るのですが、良く指導を受け止めて稽古をしてくれています。素晴らしい素読でした。褒めてあげました。吟も一級程度の人の吟とは全く違います。上級者並みの吟になっています。本当に楽しみです。
続いて、MAさんの稽古。律詩に入っています。素読、大分稽古をした感じがあります。その努力を褒めてあげました。どうも詩吟の構造の理解ができていなく、自分流に力いっぱいやればいいと思っているのか、同じところでの間違いが続きまする辛抱して待ってあげるしかありません。でも何とか審査は通りそうなところまで来ています。頑張ってもらいます。ITさん平均的な出来栄えです。前の先生の時の基礎的な部分のけいこ不足が響いています。KAさん頑張っています。7本の声が続くようになり、上の揺り落としのコツが分かったみたいです。ただ、振り止めから次に入るタイミングが早い。間なし、になるきらいがある。KJさん、最近声が張り切れなくて悩んでいる。特に今まで短縮合格の常連みたいなところがあったのですが、上級になり、声の質、余韻に味がある、いわば漢詩の中身と吟声が調和する詩吟本来の味を出さなければなりません。そのためには発声法からもう一度努力をしなければなりません。
審査に関係ないSAさんとKUさんには、吟秀の課題吟「大楠公」をやってもらいました。
後半の30分、先週もやった「折楊柳」を今日もやってもらいました。最初に「折楊柳」についてわかっていることをといって質問してみましたら、説明してあげた、しだれ柳の枝を折って渡すという別れの文化であることは理解しているようでした。別れの悲しみを歌った曲名でもあること、それに対して今やる詩は悲しいというより、浪漫を感じさせる詩であることをも一度確認してやらせました。
やっぱり教室は楽しい。
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