手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

平和教場  詩吟

2014-06-28 18:49:01 | 詩吟関係
 今日は5名の出席でした。女性が新人のTさんだけ。

 Tさんこの前2回続けて出席できないで゛、3週間ぶりの稽古となりました、稽古は少し時間をかけてあげました。ようやく形がわかったというところでしょうか。まだ上の揺り落としができません。
 続けて他の会員の稽古、いつものように教本の稽古、その途中で、春日山懐古の稽古をしているSんに素読の後「春日山ってどんないわれのあるところ?」と質問を入れました、するとちゃんと「上杉謙信」と答えてくれました。続けて「何県にあるの」と聞いてみました。これも「新潟」と答えてくれました。次のSさんには「橋本左内」について質問しました。一寸困っていました。するとOさんが「維新の志士です」と答えてくれた。[何藩」の人でしたと聞いてみたら「越前藩」と答えてくれた。そこでさらにその他何かないと尋ねてみた「安政の大獄で切られた人です」と答えてくれた。そこで私が越前藩主松平春嶽公に仕え、安政の大獄で24歳で着られた人だということをまとめてあげました。そしてむ「氷刀三尺清風に拭えば」の詩文について一寸コメントをしてあげました。そのあとのOさんの稽古で「咸陽」について質問しました。誰も答えられません。それで「秦の都であったこと。その新を倒したのは項羽と劉邦だけれど、眞に代わって統一国家を作ったのが劉邦で、漢の国になる。その都が長安で咸陽は長安の一部になることなどを話してあげた。

 そんなことがあって前半の稽古が終わりました。休み時間になって、新人さんから私の質問に皆様が答える姿、私の説明などにひどく感心した旨の話がありました。そして、このような勉強がとても嬉しく思った。という発言があった。吟だけの勉強と思っていたけれど、こんな勉強ができるのはとても嬉しいということでした。今度、新潟に行ったら「春日山」を訪ねてみたいということでした。

 何もかにも説明することは、時間が許しませんので、ポイントをとらえて随時質問をし、解説をしてやる指導を私はやっています。私は特にどうとも思っていないことなのですが、新人さんには、解説書を見たりすることなく、どんどん説明をしてくれることが驚きのようでした。

 そういえば本人の稽古の時「未だ醒めず池塘春草の夢/階前の梧葉すでに秋風}の部分にいて、どんな内容のことを言っているのですかと質問した。突然だったのでびっくりして答えようがなかったのですが、難しく考えることがない、前に春草の夢とあり、あとには、すでに声風という言葉がある。これを手がかりに「まだ春だ春太と思っているうちにもう秋風が吹いて来ている」ということで時間のたつのがいかに早いかということを言っていると説明をしてあげたのでした。

 休憩後今日は「太田道灌蓑を借るの図に題す。」をやり。最後競吟大会にでる人の稽古を一度して終わりました。

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