旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

蕪村

2012年12月24日 19時46分56秒 | Weblog

円山応挙が黒き犬を画きたるに讃せよと望みければ、
    おのが身の闇より吠えて夜半の秋


山家
    猿どのの夜寒訪いゆくうさぎかな


    欠け欠けて月もなくなる夜寒かな


今年読んだ本 ベスト3

2012年12月24日 19時16分59秒 | Weblog



今年読んだ本 ベスト三

一、ニーチェ著『ツァラトストラはこう言った』岩波文庫ワイド版
二、蕪村『蕪村俳句集』岩波文庫 (藤田真一編『蕪村集』和泉書院)
三、中谷巖著『資本主義はなぜ自壊したのか』集英社
三、岡本薫著『日本を滅ぼす教育論議』集英社現代新書
次、ヘルマン・ヘッセ著『庭仕事の楽しみ方』

一は、知的探求の指針として
二は、似た感性の持ち主らしいから
三は、ともにほぼ同世代の著者が経済学・教育の本質に切り込んだ力作
次は、著者が同じ趣味の持ち主だから




続 神の鉄槌

2012年12月24日 15時10分44秒 | Weblog
まっすぐに歩こうとしているのに体が右側に流れてゆく。足の筋肉には異常がない。救急治療室に運び込まれた私の病名は「熱中症」だった。体中の血液が過度の水分不足に陥っているから血管に直接水分を補給していると担当の医師が伝えた。血圧が高いので脳をやられていないか確認するための2種類の検査を済ませてからCTスキャンもとったが所見なし。点滴が済んだら帰宅してよいといわれた。

発症する2日前にどしゃ降りにやられ、前日は33度を超える炎天下にで4時間ばかり市内を歩き回った。しかも、6月は仕事と講習で1日も休んでいない。1週間ほど休養したらめまいはとれた。

神の鉄槌

2012年12月24日 12時57分25秒 | Weblog
7月の初旬にクーラーがきいた部屋で突然のめまいにみまわれた。うしろのほうから引かれるようにそのまま椅子ごと倒れそうになった。本人は眠気が原因かと思って教室からでようとするがまっすぐに歩けない。そろりそろりとドアまで歩いて、壁に寄りかかりながらどうにか休憩室の椅子までたどりついた。少し休めば常態に戻ると思った。ところが、立とうとすると再びめまいが襲ってくる。やはり右の後方に引かれるようなめまいだ。これまでの不摂生がたたった。すでに脳の血管が数本切れてしまったと観念した。衝撃的な「神の鉄槌」に恐れおののいた。   続く