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旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

人間ドック

2008年07月16日 00時50分26秒 | Weblog

今日は朝から人間ドック入りをした。心配していた血圧は下が100を、上が150をきっていたのでひと安心だ。精神安定剤が効いてきたらしい。私の高血圧は主に心因性なのであろう。こうみえて意外に繊細なのだ。

昨年の人間ドックで1.5と2.0を記録した視力は両眼ともに1.2に落としておいた。言うのもなんだが、やる気になれば両眼ともに1.5以上をマークしてみせる自信がある。マサイ族でもあるまいし、現代人の場合は遠くが見えればよいというものでもあるまい。それ以上の測定をお断りして今回は1.2にとどめておいた。

身長は前回と変わらない。最近は、やや姿勢が悪くなったような気がするので、少ばかり背が縮んだのではないかと危惧していた。杞憂であった。1年前と同様に1mと72㎝を少し上回っていた。体重は1年前と変わらない74.9キロだから、数値上では軽度の肥満である。

笑ったのはウエスト(腹囲)の測定だ。お腹を大きく膨らますことができるという特技がある。思い切り膨らませてみたら1mと7㎝、逆にお腹を絞ると80㎝をきる。「じゃ、自然にしてください。」と言われたので姿勢を正した。85㎝と7㎜であった。これじゃメタポ予備軍だ。

最後の診断の際「ねえ先生、ジャイアント馬場のウエストはどう見ても1mを裕に超えていましたよね。彼もメタポの予備軍だったのですか。」と意地悪な質問をしてみた。

「腹囲のメタポ判定については、身長とか骨格も考慮します。ウエストが85㎝を超えたからといって、一律にメタポ予備軍とは言えませんよ。だって現実的にBMAによる判定では軽い肥満のあなたの体脂肪率が基準値を大きく下回っている。ま、個人差がありましてね。いちがいには言えないんです。この腹囲の問題はあくまで参考指標で・・・。」とまるで昔ながらの国会答弁のようである。

体脂肪率といえば、計った看護師さんが「ええっ?16.7!」と素っ頓狂な声をあげた。再度計っても変わらない。「ずいぶん筋肉質なんですね。」となかば呆れていた。前回は確か21前後だったので約3kgの脂肪が他の成分に変わったことになる。「糖分にでも変ったからこんなに甘い人間になったのでしょうかね?」と冗談を飛ばしてみたらご高齢の看護師さんから無視された。

胃の検査に先立ってかわいい顔をした若い看護師が筋肉弛緩剤を左肩に注射した。痛い!血液検査の際にも恐怖に震える私から血液を採取したひとだ。「天使みたいなかわいい顔をして、よく悪魔みたいに注射が打てるね。」と耳元でささやいてみたらやはり無視された。

バリュウムの味が好きなので、従来は気管支から胃にかけての検査は嫌いではなかった。ところが今回は違った。胃を膨らませるための炭酸の効果が凄まじった。いくら飲み込もうとしてもげっぷが出そうになる。腹はパンパンだ。検査中は生きた気がしなかった。げっぷひとつで検査は中断されるのだ。

血液検査はまだ判明しないものの特筆するような症状はないようだというドクターの診断結果に満足した。これで、ホームドクターのA先生に胸を張って日ごろの養生をアッピールできる。血液検査の結果を待たないと大きなことは言えないが、普段の節制と養生によって体調はすこぶるいいという実感を得ることができたドックでの半日であった。

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