旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

サクランボの大木

2015年05月07日 19時39分45秒 | Weblog

きのう剪定した金木犀の葉と小枝を米袋で6袋、きょう広島市環境局施設部安佐北工場に自己搬入した。これでようやく剪定が済んだ。剪定には後始末を含むものと観念している。しばらく車中には春の青臭い香りがたちこめることだろう。その足で2か月遅れの確定申告を済ませた。この3ヵ月ほど気にかかっていた。
達成感を抱きながら昼下がりのアンテナシヨップ「食彩館」でバイキングの食事をとった。家に戻って庭で陽を浴びているうちに、不覚にもそのままガーデンチェアで眠ってしまった。家の者から「風邪をひくよ!」と叱責されてわれに返った。
わが家の庭はバス通りに面している。庭でうたた寝をするくらいなら緑が氾濫する農園の方がいいので三田市民農園まで車を走らせた。区画全体に地下水を撒いて、植えた野菜ごとに鋤で区割りをした。畝をあげるのに1時間余りかかった。額から汗がにじむ。
センターの軒下にある日蔭のベンチで仰向けになって、腕枕で周りを見渡してみた。交流広場のサクランボが高い陽に照らされて赤くみえた。赤くみえるほどサクランボは熟しはじめていた。赤い大木ごしに新緑が白木山に向けて駆け上がってゆくようだ。風の音が聞こえた。そっと目を閉じて耳を済ませてみた。