旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

美味いもの

2014年09月15日 19時42分55秒 | Weblog

呉ポーのフリーマーケットで朝もぎイチジクを買った。自宅にとって返し、冷蔵庫で冷やしてから皮をむき4つ切りにして常温に戻しながら味う。雨がよく降る夏のイチジクは豊作だという。今年のイチジクは美味しく安価だ。
湯来ロッジ傍にある物産店で買って、ロッジの裏で清流を眺めながら食った「牛肉どんぶり」は、肉の香ばしさと歯ごたえ、唐辛子と焼き汁のバランスが絶妙だった。
太田川放水路河口でしくじった。ハゼのから揚げ、または天ぷら、刺身を口にできなかったことが返す返すも無念だ。
ひさかたの青空に誘われるように呉ポー、湯来ロッジ、太田川放水路にでかけて自然が醸す秋の訪れを浴びた。

付録
近くの無人店舗に「栗 500円 冷蔵庫の中」という価格表が置いてある。探し回ったが冷蔵庫がない。自宅まで顔なじみの農家のオヤジを呼びに行った。オヤジを無人店舗まで連れていって冷蔵庫が何処にあるのか尋ねた。「栗はうちの冷凍庫にある。」という。「栗を買いたいんじゃけど。」と伝えたら慌てて栗を取りに帰っていった。
このオヤジ、昨年は、「このイチジク腐りかけとるよ。」といっただけで(ほんとうに腐りかけていた。焼肉と同様にバナナとイチジクは腐りかけも美味しいのだ。)売れ残っていたさつま芋とイチジクを2パック、自分で焼いたイチジククッキーまでおまけにくれた。このオヤジ、地区屈指の富農だから、どーってことないらしい。


2014年09月15日 08時44分03秒 | Weblog

初秋の風につられて太田川放水路の河口付近で釣糸を垂れた。時期的には少し早いハゼ狙いだった。数年前に同じ太田川河口の吉島で数十匹のハゼをあげている。潮も悪くはないので入れ食いを想定していた。堤防にはすでに数十人の釣り人が訪れていた。
ところが、その風景でわかるのだ。場に活気がない。釣れていないのだ。「引きの7分」だから潮がいいはずなのに釣り人たちは、一組、ひとりと釣り場を離れて帰っていく。悪い予感は的中した。4時前から釣りを始めたがアタリがない。
仕掛けをあげるたびに餌を取り換えてアタリを待ったが、アタリも引きもない。全くない。3時間にわたってリールを巻き、餌を取り換え、投げる動作を繰り返してもアタリがない。日が落ち始めた。「あげ3分」の絶好の時間帯に引きがない。
もうひと月になろうとしている。広島市を襲った豪雨や土石流で川底の生態系が根こそぎ海に流された。いまだ一名の行方が知れない方がいる。河口に手を合わせて帰路に就いた。