旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

中島義道

2014年04月17日 20時50分43秒 | Weblog

初っ端で、「失業中の身であって、どうしたらいい仕事にありつけるかというような人はコンナ本を読んでる暇があったら、職業安定所にでも行って相談するほうがよろしい。易者にみてもらう方が、まだマシかもしれない。」と宣言する中島義道著「働くことがイヤな人のための本 仕事とはなんだろうか」(日本経済新聞社)を読む。
寝床で読んでいるうちに翌日になってしまって、本日は睡眠が十分にとれていない。中島義道は難しい言葉を使わない。だからよく読む。引きこもりの経験があるというのに多弁で戦闘的で無頼派だ。なにしろ「とにかく、私は働きたくないと思いつつ、長い長い(ウィーン時代を含めて16年間に及ぶ)大学生活を送りました。そして定職に就いたのは、實に37歳の時。」という猛者だ。


春爛漫

2014年04月17日 04時56分11秒 | Weblog

今朝は早くから目が覚めた。ひさかたの早朝ランニングにでかけようとしたら雨音がする。やむなく新聞で時間をつぶすことに決めて庭にでた。赤い月がぼんやりと天上にあった。雨は落ちていない。部屋に戻って気がついた。雨音だと思い過ごしたのはコンピュータのモーター音だったのだ。
一昨日に発熱があったことだし、もう少し自重しろということなのだろう。そういう方向に気持ちが転んでしまってランニングの意欲は萎えてしまった。熱いコーヒーを飲んでからしばし読書にふけったあとで新聞で気を引き締める。それから春爛漫の市街地を抜けて海辺の職場に向かう。

                                       庭のすずらん