旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

落雷

2007年09月29日 20時51分45秒 | Weblog
インドネシアに発つ前日の夕刻に、あろうことか雷に直撃された。閃光もなくいきなりバリバリと耳元で雷鳴が炸裂した。茫然自失、車中でひとり狼狽していたようだ。あとはわずかに遠雷が轟いたのみだ。ひと時あって、まわりの住民数人がこちらをみていることに気付いた。向かいの車から中年の女性が降りてきて「大丈夫ですか?」とわたしに尋ねる。車に落雷するのを見たという。 落雷にはなんらかの兆候があるものだと思っていた。閃光が走ったわけではない。雷鳴が轟いたわけでもない。にわか雨に見舞われてもいない。うすく曇りの空に夕日は赤くすらあった。落雷から10分ほど足がすくんで車から出ることができなかった。雷鳴が轟いたのは、わたしがドアをあけようとした、その瞬間だったのだ。何かのバチに当たったのではないか?そのように思えてならない。帰宅後コンピュータにさわった。瞬間にランボードが壊れたらしい。帯電が原因で愛するコンピュータは帰らぬひととなってしまった。