昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

 何処へ行っても・・・

2009-12-28 21:09:38 | 日々の雑記
 
        初めに・・・ 
このブログは今年の夏大腸の手術を受ける前に載せるつもりでしたが、急な発病のために載せられず今日まで伸び伸びなっていたものです。   

  何処へ行っても・・・年寄りだらけ!
自分だって結構な歳(77歳)なのだから、今さらこんなこと云えた義理じゃないのですが・・・
 「何処へ行っても・・・年寄りだらけ!」とは、医事漫談家として知られている{ケーシー高峰}さんの公演での冒頭の言葉ですが、先日久しぶりに眼科へ行った折、つくづく実感したしだいです。
 その日居合わせた患者はざっと数えて70人弱でしたが、殆どが老人だったのです。私もその一員なのは当然のことですが・・・。
 差しあたって今すぐに急を要するような不具合は無いのですが、7・8年前に白内障で両眼を手術して以来、大事をとって定期的に検査を受けていたのです。
 今日今までに無いような混み具合で、しかも圧倒的高齢者が多かったせいで、冒頭のケーシー高峰の台詞を想い出し、おもわずニヤリとしたしだいです。
 同じ年寄りなのですから私自身もそうなのでしょうが、同じ視野検査などでも掛かる時間がそれぞれ違うのです。
 速い人は10分足らずで出て来ますが、中には15分から20分も掛かる人が居たのです。初めはその時間差がとても疑問に思いましたが、いざ自分の番が来て検査が始まると直ぐに、その疑問が解けました。
検査機械の前に座ると直ぐに看護師から色々と指示が出ますが、簡単にはそその通りにはゆきません。

 「眼を動かさないで、しっかりと中心を見詰めていて下さい」

と何度も云われ、その度にやり直しが続きます。やはり患者一人一人の時間の違いは、それぞれの年齢の差からのものだったのです。
 ただ私の場合はちょうど中ほどで済んだので、内心ホットしました。

 病院の帰りに真っ直ぐ図書館に寄ったのですが、若い人たちが多いせいか、病院の年寄りたち中での気持ちの裕りはすっかり消えてしまい、知らず知らずの内に身構えている自分に気付いたのです。
 やはり気の置けない場所は、同年輩か先輩たちが多い今日の病院だけだったようです。

 余談ですが、ここの眼科の院長さん(元日赤の今は開業医)は白内障の手術時の主治医でしたが、道内でも名医として広く知られている為か、遠くは根室や中標津などの管外から来る人が多く何時行っても大混雑で、今日も5時間ほど掛かりました。
 病院へ行くのは眼科ばかりでなく月に一度の割で内科にも行きますが、年寄りが多いこの眼科の待合室が一番落ち着ける気がします。
 きっと眼が悪いと云う事だけなので、周りのみんなは一様に柔和で物静かな振る舞いに由るのと、自分より年上が多いことからの安らぎが得られるからだと思われます。
 
 何か写真でも載せようと思ったのですが、残念ながら、肝心の白鳥たちは大雪を察知してか何処かえ飛んでいてしまったし、また雌阿寒岳なども雪雲に覆われて何も見られませんでした。