昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

弱り目に祟り目

2007-03-05 18:23:10 | 日々の雑記
 
 我が家は築35年の古家だが、約8年前に外壁に窓枠それに二階の和室を洋室へと、リホームを済ませていたので、今のところ余り目に付くような不具合は見当たらない。しかし家具類とか調度品となるとそんなわけにゆかず、年々扉とかドアーの閉まり具合がおかしくなって来ている。
 特にこの頃は、どちらかと言うと、小さな不具合の箇所が増えて来たようだ。これは35年も経た古家だから、あちこちにガタが来て当り前と諦めている。
ところが次に、歯科医に是非にと勧められ、朝晩毎日のように使っている電動歯ブラシが駄目になった。充電式なのだが、幾ら長時間通電しても充電されなくなってしまった。
 もともと自分で買った物でなく、現役時代に取引先の周年祭の記念品なのだから、思うほどに長持ちしないとは知りながら、いざ使えなくなると不便である。今買うとなると価格も結構するのだろうからと、目下のところ思案投げ首との最中なのである。

 そうこうしている内に昨日からは、水道の蛇口がおかしくなった。普通の使用なら何ともないのだが、シャワー式に切り替えると周り一面に飛び散ってしまう。恐らくゴムパッキン磨り減っただけのことなのだろうが、リホームの折にわざわざシステムキッチンに取り替えたのに、たったの8年間でこの有様となのである。
 しかも製造元へ問い合わせると、この形式のキッチンの部品は既に製造中止と、いとも簡単に断られてしまった。

 その上更に、同じシステムキッチンの魚焼きが、少し前から磨耗したのか、出し入れがスムーズにゆかなくなり、出し入れの度事に「キィーキィー」とかなり激しい音を立てるようになった。しかしどちらかと云うと肉食よりも魚なら毎食でも良いほどの魚好きだから、魚焼器は殆ど毎日ように使っているのだからと、半ば諦めている。

 こうなると家そのものが古くなっているだけに、少し注意して見ると痛みかけている箇所がやたらと目に付いて来る。まさに弱り目に祟り目でこの際一気に建て替えてしまいば一番なのだが、今早々には如何ともし難いのが実情だ。  せめて宝くじでも当れば・・・思うのみである。しかしその頼みの綱とも言うべき今回の宝くじを、多寡を括っていたばかりに買いそびれてしまった。
 今になって己の迂闊さが、とにかく悔やまれてならない。どうせ当たりっこはしない事は充分知りながらも・・・

年寄り夫婦の桃の節句

2007-03-03 21:29:32 | 日々の雑記
 今日は五節句の一つ桃の節句である。昼間買い物で近くの量販店に行って来たが、食品売り場は大混雑を呈していた。特にテナントの市内の老舗和菓子屋が混みあっていた。

 雛飾りの方は、昨年から老妻の膝痛が酷くなって飾るのを止めていたが、今年もどうせ年寄りだけだからと止めることにした。何かしら一抹の寂しさを感じないでも無かったが、夫婦2人ともが余り身体が利かなくなってしまったのだから、諦めざるを得なかったのである。
 物置から雛飾りの茶箱や雛壇を運び出すのは、今の私ら夫婦にとっては如何にも難儀な事だったのである。しかし食べることになると、特に私の場合はまだまだ食い気だけは人後に落ちないほうだったから、老妻はせめて「ちらし寿司」でも作ろうと、色々と中に入れる具材を選び始めた。
 ちょうど良く「活毛蟹」が特売されていたので1匹買い求めた」。老妻はどうやら私の大好物の「海鮮ちらし寿司」を作ることに決めたらしくて、エビにヤリイカそれにホタテの剥き身を選び、更に彩りに使うからと菜の花を買い足した。
 私はその間に老妻とは別に、これも酒タバコが飲め無くなった私の大好物の「サクラ餅」と「ウグイス餅」を買うために、和菓子屋の前に並んで順番を待った。

 やがて出来上がった「海鮮ちらし寿司」は、見た目こそ昨年と同じようだったが、中身の具はまるで異なり、見るからにヘルシーでその味も別格だった。

 夕方になってから、その海鮮ちらし寿司と餅菓子を、何時もの年のように孫たちへ届けてやったのは云うまでもなかった。

美味しく出来上がった海鮮ちらし寿司