昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

年寄り夫婦の桃の節句

2007-03-03 21:29:32 | 日々の雑記
 今日は五節句の一つ桃の節句である。昼間買い物で近くの量販店に行って来たが、食品売り場は大混雑を呈していた。特にテナントの市内の老舗和菓子屋が混みあっていた。

 雛飾りの方は、昨年から老妻の膝痛が酷くなって飾るのを止めていたが、今年もどうせ年寄りだけだからと止めることにした。何かしら一抹の寂しさを感じないでも無かったが、夫婦2人ともが余り身体が利かなくなってしまったのだから、諦めざるを得なかったのである。
 物置から雛飾りの茶箱や雛壇を運び出すのは、今の私ら夫婦にとっては如何にも難儀な事だったのである。しかし食べることになると、特に私の場合はまだまだ食い気だけは人後に落ちないほうだったから、老妻はせめて「ちらし寿司」でも作ろうと、色々と中に入れる具材を選び始めた。
 ちょうど良く「活毛蟹」が特売されていたので1匹買い求めた」。老妻はどうやら私の大好物の「海鮮ちらし寿司」を作ることに決めたらしくて、エビにヤリイカそれにホタテの剥き身を選び、更に彩りに使うからと菜の花を買い足した。
 私はその間に老妻とは別に、これも酒タバコが飲め無くなった私の大好物の「サクラ餅」と「ウグイス餅」を買うために、和菓子屋の前に並んで順番を待った。

 やがて出来上がった「海鮮ちらし寿司」は、見た目こそ昨年と同じようだったが、中身の具はまるで異なり、見るからにヘルシーでその味も別格だった。

 夕方になってから、その海鮮ちらし寿司と餅菓子を、何時もの年のように孫たちへ届けてやったのは云うまでもなかった。

美味しく出来上がった海鮮ちらし寿司