先日の十五夜さんに使った「ほおづき」が丁度良い具合に色付いて来たので、妻が早速く「ほおづき作り」に挑戦した。
「小さくてまだ硬いようだね・・」と云いながら、暫らくするとあの独特の音を鳴らし始めた。「グビュ―グビュ―」なかなか表現の難しい音である。
このほおづきの音を聞くとやはり想い出すのは遠い日の母のことである。子ども心に母はほおづき鳴らしの名人だと思っていた。十五夜が済んでからその作り方を姉に教えていた。
「破らないように指で柔らくなるまで揉んで、爪楊枝を使って中の種を奇麗に出すんだよ」と母は手を取りながら噛んで含めるように教えていた。
やがてどうにか出来上がると今度は鳴らし方である。ほどなくして母と姉が鳴らすほおづきの音が「グビュ―グビュ―」と部屋中に溢れた。
じゃこしかさんの美しいお写真や季節感に溢れる文章を、楽しみに読ませていただいている者です。
二枚目のお写真の、羽根つきの羽根のような形のほおづき、可愛らしいですね。
パンパンに張った袋の感触や、破らないように…との母の言葉にひどく緊張したこと、爪楊枝で種を取り出すときの気持ちよさ(笑)など、このブログを拝見するまですっかり忘れていました。
懐かしい気持ちを思い出させてくださって、どうもありがとうございます。
コメント有り難うございます。パソコンは
70歳の手習いで始め、今は無我夢中です。
このブログも娘の手解きで始め、漸く半年が過ぎました。
ブロガー皆さまのお陰で、色々な手法を少しづつ学んで来ましたが、まだまだ駆け出しです。
今後とも宜しくお願いいたします。