昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

釧路仁々志別川の白鳥

2012-02-22 17:08:25 | じゃこしか爺さんの見て歩る記

 今年の冬の寒さは、一体全体どうした事なんだろうか。因みに昨年の1月と2月の記録を見たところ、最低でもマイナス15度までにもなっていなかった。
 ところが今年は20度にはならなかったものの、15度を超える厳しい日が連続してありました。
 ただ有難いことに雪は少なく、これまでに本格的な降雪は2回で、積雪量は20センチほどでしたが、それも今では霧雨などで融けて10センチそこそこに減っています。
 それに引き換え道央や東北の雪害を見るに付けても、余りにも気の毒でなりません。近くであれば何かお手伝いとも思うのですが、80歳間近の年寄りの上に病い持ちでは、初めから話にもなりません。
 
 その日に朝の気温は、今年何度目かの氷点下18度を超える厳しい凍れで、日常の起床時間の一時間前にタイマセットしていたのですが、部屋の気温はその効果は少なく縮みあがってしまいました。
 そんな凍れた日でしたが、家の中でじっとして居るのが辛くなって、やはり気紛らしの買物に出掛けました。
 そしてその時通った橋の上から見た川は、見渡す限り氷で覆い尽くされていたのです。急に数日前まで居たはずの白鳥たちのことが気になり、買物を終えてから真っ直ぐ河畔に直行しました。
 案じたとおり水面は何処にも見当たらず、先日の20数羽ほどの白鳥たちは何処にも見当りません。
 川がこんな状態ならば、ロシヤからやって来た寒さにはつよい筈の白鳥だって、とても過ごせないでしょう。
 ここに居た白鳥たちは、きっとこの寒さを避けて、砂湯のある暖かい屈斜路湖にでも移動したのでしょう。
 帰りは大通りのに戻らず、支流の仁々志別川添えの近道を通ることにしまして、少し走ったところでだった、氷が無い流れの中ほどで白鳥を見つけたので、直ぐに停めて良く見ると、白鳥たちは凍っていないところどころに、分かれて群れていたのでカメラに収め、内心ホットした気持ちで家に向かいました。

厚い氷で覆われた新釧路川

支流の仁々志別川に移動していた白鳥たち

同     上

同      上