昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

地デジ

2011-06-10 16:10:18 | 日々の雑記
 アナログテレビの放送終了(2011年7月24日)はいよいよ間近になり、残り日数は僅か40数日となってしまいました。

 初めは地デジなんて物一体全体誰が考えたのかと、本当に不審に思ったものです。
何故って、今家にあるテレビは合わせて3台、一番大きいのは32インチで、これは居間にあり、まだ買ってから7年ほどしか経っていません。
 小さいのは15インチほどで、これはまだ小さかった孫たちが遊びに来た時のために用意したもので、テレビとビデオ合わせてまだまだ充分に使える状態です。
 それなのに、まだ充分に見られるの筈なのに、現在見ているアナログ放送は、今年の七月になったら見られなくなるのです。

 どうせ独り善がりの何処かの政治家と、金儲けには手段を選ばない強欲な企業の代表が結託しての結果が生み出したものなのでしょう。
 無駄使いや勿体ないから物は大事に使いましょうとか、日頃からしたり顔で言っている政治家が事金儲けの事もなれば、にわかに豹変してしまいます。
 そんな彼等の話に乗ってたまるかと、絶対にそんな事はまかり通ることは無いから、今のアナグロテレビを取り替える気などはまったく持ちませんでした。
 地テジは音響が素晴らしいとか、画面が比べような無いほど綺麗などとのうたい文句ですが、こちらはもう直ぐ80歳に手が届くほど先の短い老人なので、耳が遠い上に白内障なのですから、そんなことはまったく意味がありません。
 それに己自身の寿命とテレビの寿命は大体似たり寄ったりでしょうから、今のテレビと心中するつもりです。
 ところがです、そのように強がっていたのですが、この度今観ている居間の大きいテレビが壊れてしまったのです。
 孫用のテレビはもちろんですが、他のもう一台のテレビでは居間には向いて居りませんから、それにBSはともかくとして、今一番楽しんで観ているスカパー放送は対応するかどうか分かりません。
 幾ら強がっていても、他に楽しみの少ない年寄りにとってのテレビべったりの生活から、テレビ無しはとうてい考えられませんでしたので、この際思い切って買うことにしました。
 確かに、アナログやビデオ撮りでの画像に比べると、地デジの画像やブル―レイの画像は、前評判どおり見事に鮮明でした。

 アナログ放送の終了は、政治家と大企業の身勝手金儲け主義の所為だと、悪し様にこき下ろして居た以前のことは、綺麗さっぱりと忘れてしまったかのように、今では地デジの番組の多さや便利さを倍以上に楽しんでいる毎日です。

放ったらかしの我が家の庭に今年も咲いてくれたヨドガワツツジ

同       上