昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

高齢者運転講習会

2009-10-12 18:16:37 | 日々の雑記
 先日生涯2度目の高齢者運転講習会(七十才以上)を受けて来た。早いものでもう3年が経っていたのです。
以前はゴールド免許だったから5年毎でしたが、高齢者となると同じゴールドでも3年毎に短縮されてしまいます。
 場所は前回同様自動車学校で行われましたが、今回は2度目でしたから講習内容はもちろんのこと、これはあくまでも講習会であって合否を決めるテストでも無いことは分かっていたから、実地運転と各種検査の約3時間は、あまり緊張することも無く気楽に受けることが出来ました。
  
 先ず初めが3人一組による実地の運転で、私がイの一番で始まったのですが、
コースは前回よりかなり難しくなっていて、S字カーブにスラーローム運転などが加えられていました。
 一応自分では良く出来たと思っていましたが、終了後の試験官の総合批評はかなり厳しいものがあったので、その後暫くは落ち込んでしまいました。

 実地の後は教室内での講習は、次の4項目でした。

 A~ドライブシュミレー・ターB~動態視力・C~夜間視力・D~視野検査             
 
 前回苦労した夜間視力検査は、今回は何の問題も無く順調だったし、今年から加わった視野検査も異常は無しで全体的に問題はありませんでした。
 
 ただ今年から実施されることになって居た認知症検査は、来年から実施されるとのことでしたから、一体どんな検査なのかその内容がまったく分からなかっただけに、本当にホットしたものです。
 とにかくこの認知症検査が一番心配でしたから、かなり前からパソコンでの{脳の活性化}に取り組んだり、また{記憶脳ドリル}を買ったりでまでして準備していたのでした。
 
 何はともあれ講習会は無事に済んだのですが、総合的評価は5段階中3番目の(普通)でした。ただ前回は4番目の(やや優れている)でしたから、その差はやはり年老いた証なのでしょう。

 国が高齢者の運転にこだわるのは、年々増加してゆく高齢者の事故対策なのでしょうが、何とかして免許の早期返還を図っているのは見え見えです。
 大都会並みに公共の交通手段に恵まれているのならまだしも、個人企業の数少ないバス便では、日々の食品買出しや病院通いにはまったく用をなしません。
 実のところは、車の年間維持費だって馬鹿にならないのですから、出来れば免許の返上を考えないわけでも無いのですが、外出の全てをタクシー頼るのは年金暮らしでは無理と言うものです。
 自主返還の特典としてバスやタクシー免許返還割引制度があると云うことですが、そのバスを利用するにも家からバス停までの歩行や、バスの乗り込む際の段差などを思うと、車の無い生活などはまず無理でしょう。
 こうして色々と考えてみたところ今の我が家にとっては、まだまだ車は欠かせない必需品なのですから、慎重運転を心掛けて今しばらくは乗り続けたいとおもうのです。
 
 またそれらに加えて車には、男にとってただ単に損得だけでは計り知れない摩訶不思議な力があるようで、技術的な限界を感じても中々手放す気になれないのでしょう。
 例えば事故を起こしたりとかの余程のことが無い限り、ただ単に高齢だからと自分から返還する気が起こらないのが、正直なところだと思います。 
 現に私の遠戚でもう80歳を過ぎている人のことですが、持病が悪化していよいよ車の運転は無理だと言うことで、本人も納得して車を処分したそうです。
 ところが、家族たちがホット安心したのも束の間で、持病が良くなった途端に勝手に新しい車を予約して来たそうです。
 その時には家族全員で押し留めて諦めさせたそうですが、その様なことからもやはり車には男を虜にする不思議な力が在るのは事実でしょう。  

 現在私も殆ど毎日のように乗り回していますから、若し車が無かったらどんな日々になるのか想像も付きません。考えるだけでゾットします。 

文章に関係ありませんが・・・先日の18号台風が雌阿寒岳の初冠雪を伴う

仁々志別川から見た初冠雪の雌阿寒岳

浜茄子の実が真っ赤に熟れていました・・・河畔遊歩道で