昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

久しぶりに湿原コースへ  

2009-09-10 14:13:14 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 この一週間はずうっと曇りとか雨続きだったが、その日は朝から雲一つ無いほどの快晴だった。いつに無く体調も良かったので、少し遠出をしようと思って、久々に自転車道路の湿原コースに向かった。
 もとより体調が良いからと云ってもどれだけ歩けるか分からなかったが、とにかく行けるところまで行こうと出かけてみたのです。
 常々家人からは決して無理しないようにと云われていましたから、当然私もそのつもりで家を出たのです。
 ただ毎回河畔ばかりでは、事実飽きも来ていたのでした。

 駐車場はちょうど昼近くだったせいで、昼食と昼休みに利用する工事関係者の車で一杯だったが、せっかくここまで来たのにと思うと直ぐには諦められなかった。空きを待とうと暫らく待ったが、直ぐには空きそうな気配はまったく無かった。
 しかしやはり諦めきれなかったので、入り口近くの駐車区域外の空間に、車の出入りには支障の無いことを見極めてから駐車した。
 
 車の駐車には随分と戸惑ったが、諦めずに歩き始めた甲斐があって、湿原コースは最高だった。
 幹線道路のアンダーパスを抜けて緩やか坂を登り切ると、視界が一気に開け青空が広がった。その遥か先には厚い雲を頂く雌阿寒岳が見えた。しかし残念なことに今日の好天が災いしてか、靄に霞んでいた。
 ただ晴れているにも関わらず陽射は柔らかいうえに、湿原特有のいつもの風も無く、ぶらぶら歩きには打ってつけで、何時もより倍近く歩けた。
 
 やはり此処でも感じたのは、河畔や自転車道路などと同じように花の数が少ないことだった。温暖化と云われながら、今年の道東には夏日がたったの一日だったことからも納得できた。
 そんな中で目を惹いたのが、色づき始めたナナカマドの実が青空に映えていたことだった。
 ただそれを目に出来ただけでも、今日のコースには充分に満足できた。

天気が良過ぎて霞んで見えた雌阿寒岳

色付き始めたナナカマドの実が青空に映えて・・・

妖しげな色で目を惹くエゾトリカブト

燃えるような色合いで湿原に蔓延っていたハンゴンソウ