昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

初歩き

2009-01-07 20:42:33 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 今日は老妻の日赤整形への予約日だったので、いつもより少し早めに起きた。七草粥はお昼にすることにしていたから、軽めの朝食を済ませてさっそく出掛けたのだが、やはり出勤時とあってかなりの混みようだった。
 あらかじめ少し早めに出たお蔭で、気が急くことも無しに予約の時間に充分間に合った。
 予約と云っても正月早々の病院は、どうせ時間は掛かるだろうからと、一旦家に戻って待つことにした。
 家に戻ってパソコンを開いたが、一人っきりにはあまり慣れていないから、次にテレビを点けてみたもの、やはり手持ち無沙汰と云うのか落ち着かない。
 窓からの空には、雲一つ無く真っ青だった。それに今日は風が穏やかなようで、庭木の枝はそよともしていない。
 ガラス越しのお日様を浴びていると、ストーブが要らないくらいに身体が温もって、やがて眠気さえもよおして来るほどだった。
 せっかくのこの天気、一人で家にくすぶっているよりはと、外歩きで気晴らしを思い立って家を出た。
 それに老妻からの連絡は、何も家でなくても良いのだった。
 今年の初歩きは、老妻からの連絡を待ちながら、とりあえず歩きなれた河畔の遊歩道にした。
 川面には氷が一杯だったが、道路には雪の欠片さえ無くて、夏同様に乾いていて歩きやすかった。
 目当てにしていた白鳥たちは、いつものように支流の河口で、人待ち顔で・・・否!餌待ち顔で群れていた。
 
 待つこと1時間半余、老妻からメールで切り上げた。万歩計を見ると約8千歩歩になっていた。初歩きにしては上々である。
 病院から家に戻った老妻が、着替えも早々にしてつくった餅入りの七草粥は、先ずはお神酒とともに神棚へとお供えしたのだが、それさえ待てないほどの腹の空きようだっただけに、その美味かったこと、うんうんと頷くだけで、直ぐには言葉が出なかった。
昨日の朝がマイナス12度まで下がったので、川面には氷がいっぱい・・・

氷の無いところを選んで群れていた白鳥

まだ若い番が離れた場所で・・・

何を狙うのか?・・・真っ青な冬空に悠々と舞う1羽のトンビ