畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

自己正当化

2014-01-21 19:08:33 | 介護日記

1月21日(火)   ときどき 

午後は、雲が広がり、3時過ぎには、パラパラとしてくる。5時過ぎには、一時、濡れるほどに降った。野菜の収穫と、花畑の片づけ。支柱の撤去、引き上げ。

母の薬。病院へ連れて行っての診察は、めんどくさいので、薬だけをもらう。午前中は受付だけをして、夕方処方箋をもらいに行く。次回は、診察を受けてくださいとのお知らせが付いていた。

朝、母を起こしに行くと、「酷いことになって、困った」半泣きの声で言う。どうしたと問うと、ポータブルトイレの方を指して、「またこんなになって」と、悲しそうな声。

回ってゆくと、ポータブルトイレの周りは、大きな水溜り。

ちゃんと便器の中にするんだと云うと、「私がするわけないですよ」。怒り声になる。

おまえ以外にだれが、この便器を使うんだ。「夜の間に、誰かが入ってきて、こんなことするんですよ」。

自分は、絶対に非がない。みんな、周りのだれかがやる。高齢になると、認知症の症状なんだろうか。特に女性に多いようだが、周りのだれかが、自分を困らせると思うようになる人が多い。

親しくしていた人が、85歳位になるこの頃、「うちの嫁が、俺の財布から、金を持っていって困る」。「買ってきたお菓子を、嫁が食べてしまった」などと、陰口をきくようになった。確かめてみると、最近、ぼけたようで、変なことを言うようになったと、息子夫婦が云っていた。

他の例でも、友人の90を超えたおかあさんだが、元気で、畑に出て、家で食べる野菜作りに精を出していた。友人が云うに、最近、鎌や鍬をあちこちに置き忘れるように、なったと云う。そして、「隣のだれだれが、鎌を持って行ってしまった」とか、「誰それに、鍬を持って行かれた」とか言うそうだ。周りの人の耳に入ると困る、と言っていた。

人間とは、他者が悪い、自分は悪くない、と、存在の根本に持っているのだろう。

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母帰る

2014-01-20 18:38:39 | 介護日記

1月20日(月)  いちじ 

大寒の朝。冷える。厚い氷が張り、水道の蛇口も、元栓を閉めておいたのに凍り付き、ハンドルも回らない。日陰に残っていた粉雪は、昼近くまで、白さを残していた。

お寺に行き、昨日の総会のごみなどを持ち帰る。片付けはやってあるが、まとめておいただけなので、分別して、市のごみ袋に入れる。次回の集まりは、10月になるので、残酒なども持ち帰る。集めた会費を口座に入れ、経費の清算も兼ねて、農協へ。

母帰るの日なので、暮から新年にかけて、Kさんたちや娘が使っていた部屋を、母用に戻す。午後は、会計事務をやりながら、4時の帰りを待つ。今回は、連れ合いの入院もあったので、ショートステイを長期に続けてもらった。だから、一月半ぶり位の帰宅である。相変わらず、口は達者で、帰ってくる。身体の具合も、変わりない。お便りにも、食事は全量めしあがり、お変わりなく過ごされました、とある。95歳を過ぎて、立派なものだ。玄関で迎えて早々の、口だけ達者さを見聞くとげんなりする。たった三泊だけの世話なのだから、気持ちよくやろう、とは思っていたが、そんな気持ちはすっ飛んでしまう。また三日も世話をしなくてはならないのかと、憂鬱になってしまう。

特養の入所待ちの順番が、一ケタ位になったからといわれて、そろそろ一年近くになる。まだ、待たなければならないのだろうか。早く順番が来てほしい。

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残り雪

2014-01-19 17:45:34 | 農作業

1月19日(日)  

明け方、雪がちらついたようだ。家の北側の庭は、真っ白だ。南側は、日差しが戻る前でも、わずかに残るだけ。この間の寒さと陽射しの関係か。大地にそれだけの蓄熱力があるのだろうか。陽の当らない、日陰続きの台地は、冷凍庫並みの温度なのだろうか。4時過ぎに、寺の総会を終えて帰ってきた時も、一日陽の当らなかった地面はまだ白く、屋根の稜線の形で、白と茶の区切りが出来ていた。ちょっとでも日差しの下にあった地面は、片鱗もなく、融けている。ごく少ない量なので、融けても、水は残らない。だから、白い雪と、乾いた地面という、まことにアンバランスな現象だ。気温の低さが作りだした、区切りだろう。

寺の総会で、なにやかやとで、仕事はしない。午前中の空き時間は、会計事務。

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出荷

2014-01-18 18:00:21 | 農作業

1月18日(土)   ときどき 

予報は、良い方に外れて、雪はちらつかず、陽射しもかなりの時間あった。しかし、気温は上がらず、寒い。

出荷作業。コンクリートの土間での作業、しかも、腰をかけての動かない作業で、身体が温まるわけはない。防寒着で、まんまるになるような格好で、作業。手だけは、素手で、野菜を触るから、温めることはできない。ときどき、さすって、血の流れをよくしながら、野菜を包む。連れ合いも、出てくるから、早めの4時前には、終える。その後は、少しばかり、確定申告の準備。

明日は、午後、寺の総会。午前中には、買い物などするから、仕事にならない。

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日記

2014-01-17 18:32:40 | 農作業

1月17日(金)   のち 

朝は寒い曇り空。雪でもちらちらしてきそうな灰色の空だった。田んぼに向う車のガラスに、ほんの数滴雪らしいものが舞い落ちた。しかし、田んぼに着き、刈払機を背負う時は、暖かい日差しが降り、薄着で作業開始。二時間も続けると、汗ばむほどになる。

午後は、秀畑、花畑と回り、野菜の収穫。4時ころには家に帰り、一休みのコーヒータイム。風呂を沸かす薪割りをしていると、5時のチャイムが鳴る。晴天の日なら、まだまだ作業が出来るほどに明るい。日増しに、明るくなるから、しっかり仕事をしろという、空からの指令だ。

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寒暖

2014-01-17 08:46:42 | 農作業

1月16日(木)  

朝の冷えは相変わらず。朝の動物の世話がきつい。指先がしびれるほどなので、その後ストーブに手をかざし、しばらく休む。野良に出る時間は遅くなる。

10時近くになってから田んぼに向う。モアを走らせ、畔の草刈。1月下旬には、野焼きがある集落なので、よく燃えるように、草を刈っておく。午後も引き続き、草刈。田んぼの中も畔回りを一周モアを走らせる。

冬至からそろそろ一月になる。晴れて陽射しがあると、太陽の暖かさを感じるようになる。動いていると、さなかが汗ばむほど。チョッキを一枚脱いでの作業。陽が傾いてくると、暖かさも去ってゆく。脱いだり着たりと忙しいことだ。

夕方もだいぶ明るくなった。まだまだ明るいうちに、なんとなく、後ろめたい思いで、家路に着く。

出荷残りの野菜の整理をして、調理。ダイコンが沢山だから、ベーコンとダイコンのスープ。というか、具だくさんのすーぷ煮。こちらには、早く柔らかになる、聖護院ダイコン。コンニャクや、揚げ物を買って来て、大根の輪切りと大鍋で、おでん煮。こちらは、普通の青首ダイコンを使うが、一時間も煮ると、柔らかくなる。ことこと煮つめ過ぎて、煮崩れしないかに、心配を移す。

こんなことに時間使っていたら、もうお酒の時間になっていた。

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雪化粧

2014-01-15 18:36:39 | 暮らし

1月15日(水)   いちじ 

7時過ぎ、ちらちらし始める。その雪は、30分もしないうちに、真っ白な世界へと変えてくれる。アスファルトの道以外は、真っ白。そんな中、犬の散歩で、自転車を走らせる。顔に当たる雪が冷たい。小さなさらっとした行きなので、ほとんど濡れることはない。気温が低いから、降った雪は消えず、田も畑も銀世界。このまま降り続くとかなり積もるかなと思っていたが、昼近くなると、小ぶりになり、降りやんだ。今まで、白かった周囲も元に戻り、わずかに、枯れ草の上あたりが白いだけ。周りの山は、うっすらと、雪化粧を残したまま、暗くなってゆく。

気温が低く、寒い作業場で、出荷作業。こんな日には、あまり良い作業ではない。昼休みなども、ついつい長めにしちゃうから、終わりがずれこんでしまう。納品書が遅れてしまい、ごめんなさい、次回にお渡しします。宅配便の集荷までには、間に合い、ホッとして、風呂釜に薪をくべる。

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ノーベル賞

2014-01-14 18:41:05 | 食、農への思い

1月14日(火)   いちじ 

連れ合いは、病院。しばらくは、ちょくちょく、通うことになるだろう。ステロイドとは、両刃の剣らしく、いろいろと副作用を生じさせるようだ。今日は、眼科の検査もあるのだと云う。

午前中の集卵ののち、遅れて畑に出かける。ゴボウ掘り。労力をかけても、収量は少なく、能率は悪く、採算性は良くない。午後は、明日の出荷用の収穫。早めに終わったので、30分ほど、夏野菜の支柱の撤去を始める。これからの作業は、まず、片づけから。マルチも撤去し、これからの作付けの準備が待っている。

正月3日だったと思うが、憲法9条にノーベル賞をという記事が載った。面白いと思った。

ノーベル賞など、どうでもよい賞だと思っているし、特に、ノーベル平和賞など、今の世界秩序を維持するための補完物でしかないと、思っている。

しかし、現在の自民党政権が、好き勝手に、日本の進路を決めてゆこうと動いている時、ノーベル平和賞で、憲法の改正を出来ない状況を作ろうと云うのは、非常に面白い発想だと思った。早速、ホームページにアクセス。署名した。

皆さんは、どう思いますか。一度、ホームページにアクセスしてみてください。

http://chn.ge/1bNX7Hb

 

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サボり

2014-01-13 18:28:42 | 暮らし

1月13日(月)  のち

相変わらず、朝の冷え込みは続く。午前中は、収穫したままのジャガイモなどを整理したり、出荷用の米の精米など。その後は、確定申告に向けての、会計の整理に手を付ける。寒い寒いを口実に、畑には出ずじまい。サボってしまった。

 

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役員会

2014-01-13 18:08:01 | 農作業

1月12日(日)  

共同作業は、9時集合。この位の集合時間だと、余裕を持って出かけられる。朝の厳しい寒さも和らいだころなので、作業に入る身体も素直に動いてくれる。8時集合ということも多く、そんなときは、身体も固まっていて、仕事を始めるときにも、動きは悪くなる。農村では、8時集合の方が多いようだ。

昨年の草刈後、刈り草を燃したと云うことで、草の伸びも少なく、早めに終わる。集落の人たちは、午後から総会だと云うので、集会所で、お昼が出ると云う。他集落の私は、弁当の寿司をもらって、帰ってくる。昼は、駅伝中継があり、昼食を食べながら見てしまい、そのままゴールまで付き合う。その後は、格納庫の機械類の入れ替え。秋の収穫用の機械を奥にしまいこむ。これから使う、春作業用の機械との入れ替え。今年は、コンバインの清掃点検を機械店に依頼してある。初めてのことだが、秋の、なにやかやの忙しさで、億劫になり頼んでしまった。それがまだ帰ってこないので、格納庫は、広々している。

夕方は、寺の役員会。総会へ向けての相談。役員の新年の顔合わせも兼ねて、夕食を食べてくる。当然、一杯もやるから、帰りは、送ってもらう。

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