畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

田植休

2008-05-16 21:00:20 | 食、農への思い
5月16日  ときどき 

午前中は、畔の草刈。午後はカボチャの定植。何やかやと非日常や天候のせいで、植え遅れ。蔓が伸び始めているので、一つ一つ外して植えるので、手間取る。連れ合いも、今日から夏野菜の定植。ナス、ピーマンを植えに行く。

上京を決めた私が、家を後にしたのは、確か7月半ば位だったと思う。伯父、伯母が何人も、東京近郊に住んでいたから、上京はめずらしくはなかった。しかし今度は、親戚に泊まるのではなく、初めての一人暮らしへの出発でもあった。いささか緊張感を持った上京だった。とりあえず、市川の伯母の家に、荷を降ろす。一、二泊して、約束の日に早稲田に向かう。
初めての場所だったので、地図を頼りに、日経の配達店に到着。店主夫婦と、初めての面談。いろいろと話を聞き、自分の希望なども話す。とりあえず、明日の朝から、何日かは、配達する家や道を覚えるため、先輩といっしょに回ることになると説明を受ける。そして、いよいよこれから暮す部屋に案内される。
部屋の扉を開け、中が見えた瞬間、私は唖然とした。十五、六畳の部屋は真ん中を広間にして、三方の壁際には作りつけの二段ベットが。その数、五個。両脇に二つずつ、突き当たりに一つ。十人部屋だ。私には、空いている入ってすぐ右側の上段があてがわれた。在室していた何人かに紹介された後、心を静めて、私の「個室」に上がる。
考えが甘かったのかと思った。まさかこのような「部屋」で暮らすようになるとは、思ってもいなかった。でも、引き返すことは出来ない。さすがにその夜は、なかなか寝付けなかった。しかし、ともかく、この一畳半の空間で、これからの一人暮らしが始まる。それが、現実なのだと、思い込むことで、遅い眠りに落ちていった。


昨日は草稿のまま投稿してしまいました。今、17日朝投稿します。
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1 コメント

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Unknown ()
2008-05-20 22:03:19
すごい!
共同部屋でしかも10人!?

…想像つかない生活
これから思いもよらない
思い出話しが繰り広げられるんやろな
ワクワク
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