畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
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食、農への思い

ギシギシ

2013-11-22 18:39:23 | 農作業

11月22日(金)  

霜が降りる。真っ白だ。冷えこむ早朝。しかし、風はなく、ほぼ快晴の空だから、日中は暖かく、小春日和。

午前中は、母を送り出しての選択や、掃除。窓を開け放ち、空気の入れ替えをしても、気持ちのよい天気。外流しでの洗いものも、全く苦にならない。こうゆう時にはこんな天気であってほしい。

午後は、宮畑の予定を変更し、花畑に行く。ヤマイモの最後の収穫のためだ。小型管理機も積んでゆく。菜っ葉類を播く畝を作ったままで、種蒔をしていない所に、草がびっしりと芽を出し、伸び始めた。種を播く前の除草の為の耕起をしようと思う。いざ、畑に着いて、よく見ると、宿根のドテッコ(ギシギシ)がポツポツとかなりの数出ている。この草は、ゴボウのような太い根に育つ。この根がロータリー耕などで、裁断されると、その1つ1つから、芽が出て育ってしまう。小型の管理機で耕しても、根が残りすぐに発芽し、作物より大きく育ってしまう。

今なら取り時だと、スコップで、草の根元を掘り上げると、案の定、前の根が地中に残り、新しい芽が伸びて生育している。中には、20㎝以上も深く埋まっていながら、暗い地中に芽を伸ばし発芽し草に育っているものもある。すごい生命力である。大きく育っているもので、100近くあるだろうか。ほとんど目に着くものは掘り上げ、耕作地の外に捨てる。

手作業なので、時間を使い、予定した作業はできなかったが、これからの畑、少しはきれいになるだろう。

暖かな陽気の中の草取りに夢中になってしまい、終った頃には、太陽は稜線に沈んでいた。急に寒さを感じ、あわててヤマイモをかごに入れ、軽トラックのエンジンをかける。


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