畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
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食、農への思い

間引

2014-10-19 18:18:38 | 農作業

10月19日(日)  

花畑。午前も午後もニンジンの間引き。畑に座り込んで、の作業。草もある程度、生えているので、草取りもしながら。先日、後口の人参の具合はどうだろうと、回ってみて、間引きがまだ進んでいないのを発見。その日は1時間ほどの作業しかできず、出荷作業にかかった。が、ニンジンの育ち具合から、最優先の作業とする。昨日も一日、出荷に追われたので、明けた今日、とにかくやるしかないと、花畑に出かけた。一日かけて、コンテナに2杯強間引いたが、まだ残ってしまった。

根を詰めると、腰も痛く、腕もしびれてきて、4時前には、作業を切り上げる。

間引きは、大事な作業だ。特に、根菜類は、根を太らすために、ある程度の間隔にしなければならない。密植過ぎると、葉や茎がひょろひょろと伸びて、根が太らない。しかし、発芽や、初期生育のことを考えて、種は多めに蒔くことになる。特に、ニンジンは発芽率や、生育の特徴から、多めに蒔く。ニンジンは、葉っぱが触れ合う程度の間隔が保てるぐらいが、生育に良いといわれる。ということは、発芽したてや、初めのころほど密植で、生育してゆくに合わせて、間引いて、間隔をあけてゆくという、管理をしなくてはならない。

我が家では、シーダーテープを使っている。決まった間隔に決まった粒の種をあらかじめ封じたテープを畑の土の中に埋めてゆくことで、種蒔をするやり方だ。これを邪道だという批判もあるが、私たちは、いろいろと使ってる。ニンジンの場合、6センチ間隔で、3粒づつで封入してもらっている。しかし、完璧ではないから、多いところは、倍くらいのこともある。

例年は、9月初めは雨が少なく、種蒔ができなかったり、発芽が不ぞろいだったりで苦労するが、今年は良かった。9月8日に蒔いたのだが、順調に発芽し、生育も順調。逆に、間引きが遅れてしまった。今の間引きでは、生育の良いところは、残す人参の葉と取る人参の葉が絡み合って、かなりダメージを与えてしまうほど。かなりヒョロッと軟弱に伸びてもいる。もう少し早く、一本立ちにしておきたかった。

もう少ししたら、中一本を間引きし、株間12センチにするが、その間引きニンジンは、野菜として出荷することになる。

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