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畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
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食、農への思い

塩水選

2011-02-25 19:16:54 | 農作業

2月25日(金)  ときどき 

雨は、朝には止んでいた。夜の間にかなり降ったようだ。水溜りも結構大きい。畑仕事は、午後の方がよいだろうと判断する。今日は、かなり暖かくなるという予報でもあるので、種籾の塩水選をやることに決める。自家採種の種籾、先日、芒取りをしておいた。しっかり実っている種籾だけを、選別するために行う。比重選で、浮いている籾をすくい取り、底に沈んでいる籾だけを、種として使う。米作りの、まず、第一歩を踏み出す、そんな作業である。農協から購入した種籾は、種子用に栽培された籾だし、ネット袋に入れられているから、そのまま使うことになる。

次は、種籾の消毒である。化学農薬を使う消毒はしない。以前は、無消毒だったり、酢酸消毒、温湯消毒といろいろやってみたが、ここ数年は、微生物農薬を使っている。「エコホープDJ」という農薬を使い、その水溶液に、種籾を、1~2日浸しておく。水温が10℃以上が好ましいというので、ハウスの中に、電熱マットを敷いて、その上に大きな水槽を置き、種籾を漬けこむ。

種子消毒が終わると、そのまま、浸種という工程に入る。種籾を、水に浸して、水分を吸収させ、休眠から目覚めさせ、発芽の準備を促す、大事な過程である。これらの作業を始めると、さあ、今年も、米作りが始まるぞ、という気持ちになる。

今日は、風が強い。昼のニュースで、関東地方の春一番、と云っていた。強風ゆえ、鶏ふんの散布や、マルチ張りはできるだろうかと、思いながら、とりあえず畑に出かける。が、やはり、作業には無理だった。帰って来て、納屋に、小型の機械類をのせておく棚を作ろうと、作業を始める。片づけながら、時間を見つけながらの作業になる。とりわけ、雨の日作業となるのだろうが、少しづつ作ることになる。

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