畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

神札

2007-12-27 19:22:32 | 暮らし
今日は 

暮れになると、神札が配られる。当然お金を払うのだが。伊勢神宮の神札(神宮大麻というそうだ)、愛宕神社の神札、歳神様のお札。
私たちの住む地区の氏神は愛宕神社なので、神社の世話役がお札を配布する。
移住する前は神札とは全く縁がなかった。旅行などで神社に行ったとき、お守りを買って、車にぶら下げるくらいだった。だから、ここへ家を建てるときも、神棚は作らなかった。地域の仲間に入りいろいろな行事に参加するにつれ、神札も我が家にやってきた。天照大神を拒否するまでのこともないと、急遽棚を作り神棚にした。
年末には、神棚を掃除して、新しい神札と交換する。米や酒などをお供えする。榊も飾り、おまいりする。信仰はないが、今年の終わりを振り返り、新年を迎えるけじめとして、そう悪いものでもない。信仰心のない我が家では、年に一度だけのお参りだ。
農村に住んでいると、生活と神事とは切り離せないように思う。人間にはどうすることも出来ない自然の中で、そのうつろいの中で、作物を育ててきた生活は、自然崇拝となり、それが神にお願いし、感謝する日常になる。そして、節目節目の行事として、お祭りや、新年を迎える新しい神札をまつることになっている。

神札


作業 休耕田草刈、草片付け 餅搗き準備
コメント
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