※ 永遠にお幸せに。
プライバシーの都合上、クリックしても大きくなりません。
7日(土)はピアノのkちゃんの結婚式だった。
私もNと一緒にお呼ばれ。
10時に家を出発、西北から神戸線に乗り換え、芦屋川で降りる。
ずいぶん早く着いたので周辺をプチ散策。
特選神戸肉 佃煮・味噌漬の芦屋軒
ガラス戸に、柏餅、草餅のはり紙をした小さな和菓子屋さん
路地の中ほどに建つ、黄色い壁の喫茶れもん樹
小さな雑貨屋さんの店先に並べられた紙ナプキンがキレイで、思わず買ってしまう。
大通りの芦屋川沿いへ出るが、この辺りからだんだん暑くなってきたので散策を中止。
式場までバスで行こうと停留所へ行くが、時間が合わないのでタクシーを呼ぶ。
川沿いの松林、青い屋根の教会・・・・そして間もなく、かすかに海が見えだしたと思うと、前方に、おとぎの国のような建物が現れた。
挙式は、高い天井の白亜のチャペルで行われた。
すその長い純白のウエディングドレスに身を包んだkちゃんが、お母さんから丁寧にベールを下げてもらったあと
緊張した足取りのお父さんと共にバージンロードを一歩一歩進んでゆく。
幼稚園時代、毎日のように我が家の息子と遊んでいた元気なKちゃん。
結婚式で、ずいずいずっころばしメドレーを弾いてくれたkちゃん。
そして、知らぬ間に20年以上の歳月をレッスン室で共に過ごしてきたkちゃん。
こぼれそうになる涙をこらえ、純白のウエディング姿をしっかりと目に焼きつける。
新郎のtさんはこの日初めて見たのだが、武豊をもっと優しげにしたようなステキな男性だった。
挙式のあとは全員で外へ出る。
目の前は、南国ムードいっぱいの海が広がる最高のロケーションだ。
澄みきった青空をバックに浮き上がる教会の白い屋根、響き渡るカリヨン
みんなで飛ばしたオレンジやグリーンの風船が、高く真っ青な空に吸い込まれていく。
そして全員そろっての記念撮影、ドキドキのブーケトス。
最高のお天気、最高の笑顔・・・・地道にがんばって来た二人への、神様からのプレゼントかも知れない。
披露宴もまた若さあふれる演出に彩られ、次から次へと飛び出すパフォーマンスに飽きることがない。
トッパナの、激しいロックのリズムにのってスクリーンに映し出される新郎新婦のカットがよかった。
本人達がマジメなキャラクターだけに、かえって微笑ましいのだ。
新郎の弟2人がギター片手に登場した時は、最初、プロのお笑い芸人さんかと思った。
サングラスをかけた柴犬が、新郎の本棚を紹介するシーンも楽しかった。
テーブルはkちゃんの上司の方々と一緒だったが、おとなりの若い男性は仁川にお住まいとのことで、ちょっとドキリとする。
今後、仁川駅では挙動不審にならないよう気をつけよう。
お色直しでは、オレンジと黄色をちりばめた、南国の花のようなドレスに着替えたkちゃん。
本当に似合っていた。
そしてケーキカット(そう言えば、最近はドライアイスみたいな白煙の演出というのは見かけないなあ)
あと、ひとことビデオが回って来たり、各テーブルごとで違ったポーズを取りながらの記念撮影があったり、本当に盛りだくさんなのである。
参列していたもうひとりの教え子haちゃんは、ブラスバンド時代のお友達4人とお歌のプレゼント。
さすがお父さんがプロ歌手だけあって、声量、声質、リズム感、共に申し分ない。
心底聞きほれてしまった。
途中、サプライズコーナーで新郎からkちゃんへのプレゼントを渡すシーンがあったのだが
そこで私がピアノを弾いた。
ハッピーバースデイトゥーユーを皆の手拍子入りで演奏したあと、サティの『ジュ・トゥ・ヴ(Je te veux)』 を弾いたのだが
それが、とんでもないミスをやらかしてしまった。
演出の都合上、最初の5小節を弾いたあと、すぐ3ページ目へ移ることになっていたのだが
(あ・・・) と気づいた時は、すでに20小節を越えるほど弾いてしまっていた。
顔面蒼白、ルンルン大ピンチ
ヘタでも、気持ちをこめて丁寧に弾こうと決めていたのだが、とてもそんな事態ではなくなってしまった。
(このまま普通バージョンで弾くしかないか?)
(でも時間が余ってシラけたら申しわけないしなあ)
(どこかで適当に切り貼りするか?)
(でもそれじゃあ大失敗のリスクは免れないぞ・・・)
正直言って、自分の弾く音なんて全然聞えてこやしない。
とにかく、どこかでうまく縮めなければと、そればかりを考えながら指を動かしていた。
やがて、弾かない予定だった1ページめと2ページめを弾き終わる。
そして真っ暗な気持ちで3ページの最後段に差しかかったところで、ピンとひらめいた。
(ここから一気に最終ページ3段目へ飛ぼう)
肝心な部分は抜けてしまうが、残された道はもうそれしか無い。
覚悟を決め、落ちついてページをめくり、なんとか不時着
フゥ~~~
まあ、やってしまったことは仕方ない。
いつか新郎新婦に懺悔する日も来ることだろう。
ラスト。
御列席の皆さまへ感謝の気持ちという前置きのあと、kちゃんのピアノ独奏と、新郎とのフルート演奏があった。
ゲゲゲの女房とホールニューワールド。
これには心底ビックリさせられた。
新郎からの結びのあいさつで、「彼女のピアノを初めて聴いたとき、ひとつのことを長くやり続けることの大切さを知った」
「これからも彼女にはピアノを続けてもらい、音楽を通じて、夫婦共通の趣味を育てて行きたい」 というくだりを聞き
ああ、kちゃんは本当によい人とめぐり合ったなあと、心から安心する。
絶好の天気にも恵まれ、本当にめでたい1日だった。
ハイヒールで痛くなった足を引きずりながらも、二人の明るい前途を心から願いつつ帰路につく。
さあ!
来年からの発表会プログラムには、kちゃん夫妻の名前も載るのであろうか!?
密かに期待に胸ふくらませるルンルンであった。
ホールニューワールド
おわり
プライバシーの都合上、クリックしても大きくなりません。
7日(土)はピアノのkちゃんの結婚式だった。
私もNと一緒にお呼ばれ。
10時に家を出発、西北から神戸線に乗り換え、芦屋川で降りる。
ずいぶん早く着いたので周辺をプチ散策。
特選神戸肉 佃煮・味噌漬の芦屋軒
ガラス戸に、柏餅、草餅のはり紙をした小さな和菓子屋さん
路地の中ほどに建つ、黄色い壁の喫茶れもん樹
小さな雑貨屋さんの店先に並べられた紙ナプキンがキレイで、思わず買ってしまう。
大通りの芦屋川沿いへ出るが、この辺りからだんだん暑くなってきたので散策を中止。
式場までバスで行こうと停留所へ行くが、時間が合わないのでタクシーを呼ぶ。
川沿いの松林、青い屋根の教会・・・・そして間もなく、かすかに海が見えだしたと思うと、前方に、おとぎの国のような建物が現れた。
挙式は、高い天井の白亜のチャペルで行われた。
すその長い純白のウエディングドレスに身を包んだkちゃんが、お母さんから丁寧にベールを下げてもらったあと
緊張した足取りのお父さんと共にバージンロードを一歩一歩進んでゆく。
幼稚園時代、毎日のように我が家の息子と遊んでいた元気なKちゃん。
結婚式で、ずいずいずっころばしメドレーを弾いてくれたkちゃん。
そして、知らぬ間に20年以上の歳月をレッスン室で共に過ごしてきたkちゃん。
こぼれそうになる涙をこらえ、純白のウエディング姿をしっかりと目に焼きつける。
新郎のtさんはこの日初めて見たのだが、武豊をもっと優しげにしたようなステキな男性だった。
挙式のあとは全員で外へ出る。
目の前は、南国ムードいっぱいの海が広がる最高のロケーションだ。
澄みきった青空をバックに浮き上がる教会の白い屋根、響き渡るカリヨン
みんなで飛ばしたオレンジやグリーンの風船が、高く真っ青な空に吸い込まれていく。
そして全員そろっての記念撮影、ドキドキのブーケトス。
最高のお天気、最高の笑顔・・・・地道にがんばって来た二人への、神様からのプレゼントかも知れない。
披露宴もまた若さあふれる演出に彩られ、次から次へと飛び出すパフォーマンスに飽きることがない。
トッパナの、激しいロックのリズムにのってスクリーンに映し出される新郎新婦のカットがよかった。
本人達がマジメなキャラクターだけに、かえって微笑ましいのだ。
新郎の弟2人がギター片手に登場した時は、最初、プロのお笑い芸人さんかと思った。
サングラスをかけた柴犬が、新郎の本棚を紹介するシーンも楽しかった。
テーブルはkちゃんの上司の方々と一緒だったが、おとなりの若い男性は仁川にお住まいとのことで、ちょっとドキリとする。
今後、仁川駅では挙動不審にならないよう気をつけよう。
お色直しでは、オレンジと黄色をちりばめた、南国の花のようなドレスに着替えたkちゃん。
本当に似合っていた。
そしてケーキカット(そう言えば、最近はドライアイスみたいな白煙の演出というのは見かけないなあ)
あと、ひとことビデオが回って来たり、各テーブルごとで違ったポーズを取りながらの記念撮影があったり、本当に盛りだくさんなのである。
参列していたもうひとりの教え子haちゃんは、ブラスバンド時代のお友達4人とお歌のプレゼント。
さすがお父さんがプロ歌手だけあって、声量、声質、リズム感、共に申し分ない。
心底聞きほれてしまった。
途中、サプライズコーナーで新郎からkちゃんへのプレゼントを渡すシーンがあったのだが
そこで私がピアノを弾いた。
ハッピーバースデイトゥーユーを皆の手拍子入りで演奏したあと、サティの『ジュ・トゥ・ヴ(Je te veux)』 を弾いたのだが
それが、とんでもないミスをやらかしてしまった。
演出の都合上、最初の5小節を弾いたあと、すぐ3ページ目へ移ることになっていたのだが
(あ・・・) と気づいた時は、すでに20小節を越えるほど弾いてしまっていた。
顔面蒼白、ルンルン大ピンチ
ヘタでも、気持ちをこめて丁寧に弾こうと決めていたのだが、とてもそんな事態ではなくなってしまった。
(このまま普通バージョンで弾くしかないか?)
(でも時間が余ってシラけたら申しわけないしなあ)
(どこかで適当に切り貼りするか?)
(でもそれじゃあ大失敗のリスクは免れないぞ・・・)
正直言って、自分の弾く音なんて全然聞えてこやしない。
とにかく、どこかでうまく縮めなければと、そればかりを考えながら指を動かしていた。
やがて、弾かない予定だった1ページめと2ページめを弾き終わる。
そして真っ暗な気持ちで3ページの最後段に差しかかったところで、ピンとひらめいた。
(ここから一気に最終ページ3段目へ飛ぼう)
肝心な部分は抜けてしまうが、残された道はもうそれしか無い。
覚悟を決め、落ちついてページをめくり、なんとか不時着
フゥ~~~
まあ、やってしまったことは仕方ない。
いつか新郎新婦に懺悔する日も来ることだろう。
ラスト。
御列席の皆さまへ感謝の気持ちという前置きのあと、kちゃんのピアノ独奏と、新郎とのフルート演奏があった。
ゲゲゲの女房とホールニューワールド。
これには心底ビックリさせられた。
新郎からの結びのあいさつで、「彼女のピアノを初めて聴いたとき、ひとつのことを長くやり続けることの大切さを知った」
「これからも彼女にはピアノを続けてもらい、音楽を通じて、夫婦共通の趣味を育てて行きたい」 というくだりを聞き
ああ、kちゃんは本当によい人とめぐり合ったなあと、心から安心する。
絶好の天気にも恵まれ、本当にめでたい1日だった。
ハイヒールで痛くなった足を引きずりながらも、二人の明るい前途を心から願いつつ帰路につく。
さあ!
来年からの発表会プログラムには、kちゃん夫妻の名前も載るのであろうか!?
密かに期待に胸ふくらませるルンルンであった。
ホールニューワールド
おわり